5/19/2024, 10:41:21 AM
No.3 『突然の別れ』
「すぐ帰ってくるからね、行ってきます」
──君の「ただいま」は2度とかえってこなかった。
どうして、なんで、いやだ、信じたくない
今でも私は君の「ただいま」を待ち続けている
5/18/2024, 10:49:38 AM
No.2『恋物語』
「好きです」
から始まって
「来世でまた逢おうね」
で終わる。
そんな恋を…私は望んでいる。
5/17/2024, 1:59:26 PM
No.1『真夜中』
真夜中、その時間に私が起きていることは珍しい。起きているとすれば長期休みくらいだ。
私はその時間が好きであり、嫌いである。そんなおかしな等号が私の中では成立してしまっている。
真夜中は好きだ。誰にも邪魔されない、私だけの時間だと感じるから。
真夜中は嫌いだ。1人でいないといけない時間が長いから。
寂しい──
そんな弱音を吐いても誰にも届いてはくれない。
それが苦しかった。
ある日、真夜中に曲を聴いた。ただぼーっと聴いていただけだが、ある歌詞が聞こえた。
『明けない夜はない』
どこかで一度は聞いたことのある、この言葉。
それはなぜだか私の頭の中で幾度も再生された。
その夜はいつもとは違い、一瞬で過ぎていって、気づけば朝になっていた。
ああ、そうか。『明けない夜はない』のだ。
それに改めて気付かされた私は、今でも真夜中の1人が嫌いだと感じるが、以前よりかは前向きに考えられるようになったのだった。