『たった1つの希望』
どうしても浮かばなかった。
だって、"たった1つ"なんてことないから。
それでも1番を探そうとしたけど。やめた。
2番や3番になったものが、拗ねてそっぽ向くかもしれない。
希望にそっぽ向かれたら、絶望するしかないじゃない。
"たった1つ"なんてケチなこと言わないことを希望します。
『欲望』
ある日の夜は、仕事から帰ると、テレビをつけながら、
洗濯機を回して、ご飯を作る。
ひと通りの家事をこなしたら、ご褒美にデザート。
ある日の夜は、職場の同僚とご飯。ビールに焼き鳥をつまみに
脳を介さず、脊髄で会話。
ある日の夜は、家事も放り投げて、電気もつけずに
ひたすら枕に顔をうずくめる。
ある日の夜は、溜まったドラマやアニメを一気見。
飽きたら、ゲームにも手を出しちゃったりして。
毎日この問いを持ちながら、1日の感情や行動の変化を楽しむ。
ーーー 今日の僕は、夜に何を欲しがる? ーーー
『遠くの街へ』
息子「ほな、行ってくるわ」
母「あんたそんな荷物でどこ行くの!?」
息子「遠くの街へ、、、」
母「遠くってどこ行くのよ!」
息子「俺、その街で一旗あげたいねん。
そこなら上げられる気がするんよ」
それから5年、、、息子は、元気でやってるのだろうか、、、
ある日テレビをつけると、なんと息子がいた。
どうやら海外の漫才のグランプリで優勝したニュースのようだ。
テロップには、『お笑いのためにアメリカから日本/大阪へ』
母「なんでやねん」
『現実逃避』
興味深い小説を古本屋で見つけた。
裏表紙に描かれたあらすじを読むと、
主人公は、身長172cm体重60kg、短髪で程よく清潔感のあるごく普通の会社員。趣味は、キャンプと1日1善を心がけている。
コツコツ徳を積んでおくことで、何か良いことがあった時に、
"あの時、徳を積んだからだ"って思えるから。
そんな主人公のサクセスストーリー。
中身が気になって、少し読み進めたところで、
財布の中身を確認すると、150円。
小説の値段は、190円だった。
小説を棚に戻し、古本屋の入口にあった募金箱に
150円を入れて店を出た。
そんな僕は、身長172cm体重60kg、短髪で程よく清潔感のあるごく普通の会社員。
趣味は、キャンプ。
あと今日から1日1善。