#窓越しに見えるのは
窓越しに見ているというのは
近いのに触れることが出来ない、
世界を隔絶しているかのような
もどかしさを感じられる
いつか窓越しに見ている夢たちに
窓を開けて飛び込みたい
#入道雲
入道雲は短い間に一気に雷雨が降るもので
夏の代名詞として有名である
青と白のコントラストがとても綺麗で
まるで空にそびえ立っているかのような印象を受ける
色々な形に変化しながら
雨を降らせ、人に影響を与える様は
まるで様々な感情を持ち合わせながらも
生き続けているように感じる
#ここではないどこか
「ここ」というのが
今の場所を示しているのなら
「どこか」というのは
今の場所から遠いところのことで
「ここ」というのが
今の時代を示しているのなら
「どこか」というのは
もっと遠い未来、はたまた遠い過去のことで
「ここではないどこか」の後につける言葉が
「行きたい」だったり「知りたい」だったり
この「ここではないどこか」という言葉だけでも
一人一人の持つ可能な
あらゆる思考の道筋があるのだろう
#君と最後に会った日
ペルセウス座流星群が輝く蒸し暑い夏の夜
君と見晴らしのいい丘でレジャーシートを広げ、
たわいもない話に花を咲かせながら見たその景色は
何年経っても忘れられない思い出
君は覚えてくれているだろうか
#子供の頃は
子供の頃は見るもの全てが幸せに溢れていて
とても楽しい思い出が沢山あった
ただ、大きくなるにつれて
世界の汚い部分が垣間見えるようになってしまった
子供の頃は純粋に楽しい日々が
大人になるとこうも捻くれてしまうのか