5/18/2024, 6:54:22 PM
そんな素敵なものなんてありませんよ。
ただ、大学時代に好きだった人の事はよく覚えています。
並んで芝生に寝転んで、夜空いっぱいの花火を見た夜。
横顔から目が離せなくて、不思議な体験でした。
その事を友人に話した時に、ふと「あの時なら、好きって言えた気がする」と口にしました。
友人は「切ないけど、それが恋だよ」と返してくれて、あぁそうなのかと。
他人事のように受け取る自分を、少しさみしく思いました。
今彼はどうしているだろう。
あの頃と変わらず、元気に笑っていてくれると良いな。
#恋物語
5/17/2024, 12:00:24 PM
近所にあるファミレスは午前0時、真夜中まで営業している。
気分良く作業していると、いつの間にか閉店ギリギリになってしまう。
馴染みの店員さんに見送られて、店の外に出る。
目の前は真っ黒な空に、電灯の灯りがチラホラ灯っていた。脇の道路を走る車も無く、歩く人影もほぼない。人の気配、生活の音が一切しない世界。
私が一番好きな時間だ。
海の凪のような、しんとした雰囲気に、肩の力がすっと抜けていった。
空気を鼻から大きく吸い込んで、そっと口から吐き出す。
この静かな世界にさざなみを立てないよう、家へと歩き出した。
#真夜中