私だけ
私だけが悪いの
お前に否定されたのも、穢されたのも、踏み躙られたのも、破壊されたのも、追い詰められたのも。
お前は悪くないよ。私だけが悪いの。
そうだよね?だってお前は自分が絶対に正しいと思って止まない
刷り込まれた過剰に低下した自己肯定感、 歪み切った中途半端な自過信。
全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全て全てお前のせいなのに
お前のせいなのに
私だけが悪いの?
遠い日の記憶
黒く濁った後悔が私を覆う
私の紡いだ私だけの歴史が、脳裏に焼き付く
"黒歴史"
世間の人々は、初々し昔の自分をこう自虐するらしい
思い出したくもない気持ちだと。
死にたくなった早朝も、偽善を振り撒いた白昼も、否定された夕方も、涙を流した深夜も
全て"黒歴史"だと否定されてしまうなら
私の全てが崩れ落ちてしまう
空を見上げて心に浮かんだこと
未知数のそら、ちっぽけな地球
この宇宙の、概念の中に私を肯定してくれるものがあるだろうか
私の生きる意味に終止符を打ってくれる勇気があるだろうか
────ねぇ、皆。
私ずっと望んでたの
皆と会えますように、心通じ合えますようにって
私のたった1歩の勇気があれば、皆に会えるのかな?
背中が熱くなる数秒前
笑っていられるかな
終わりにしよう
全部終わりにしよう
鬱陶しい過去も、見たくない現実も、形のない未来も
くだらない夢も、やる気ない目標も、光のない希望も
全部終わりにしよう
なにもかも中途半端な自分にさよならしよう
最期だけは最後まで終わらせよう
歳を重ねるごとに小さくなっていく柵
飛べ、私
トんだ先が地獄だとしても
優越感、劣等感
自分を過信して見る10年後
目標ではなく非現実な夢を観て優越感に浸り
しあわせいっぱい
自分を否定して見る現状
叩き付けられる現実を見て劣等感に溺れ
シあわせいっぱい