8/22/2025, 12:24:50 PM
Midnight Blue
うるさい足音も、耳障りなあの人の声も、自分を苦しめる心の軋みも...
この時間だけは聞こえない、私だけの箱庭
静かで悲しい、真夜中の安らぎ
絶対に誰も私を傷つけないし
絶対に誰も私に話しかけないし
絶対に誰も私が泣いていることに気づかないし
絶対に誰も私を助けてくれない
そんな夜露も隠れるような私だけの時間
さあ今日は誰を憎んで差し上げようか?
8/12/2025, 1:12:37 PM
真夏の記憶
死と隣り合わせで過ごした、じめったい昨夏
死合わせな君と交差した、霧雨の昨夏
哀をくれた君と天国を探した、灼熱の昨夏
私は全てを捨てて、この夏を生きている
貴方が死んだとも知らずに、生きている
ねえ、夢は叶った?
どうしようもなく死にたかった貴方へ
8/5/2025, 5:30:35 PM
泡になりたい
貴方と会える世界線があるなら、私は何度だって泡になるよ。
声を失ってもいい。
運命の王子様に会えなくてもいい。
足だって要らないし、綺麗な赤髪も要らない。
幸せな運命さえも。
だから、貴方に会いたい
たとえ水の泡になったとしても…貴方と会えるなら
何度でも
8/4/2025, 3:41:40 PM
ただいま、夏。
全て終わったと思った。
長年の悪夢から目覚め、新しい私に成り変われると。
でも、違った。
私は何も…何も変わってなかった。
太陽を睨み、道行く人を憎み、自分の人生に絶望し、大切な悪夢をくれた人と出会ったあの夏が
地獄のようなあの夏が、再来した。
さようなら、幻想
こんにちは、過去
8/3/2025, 12:57:19 PM
ぬるい炭酸と無口な君
私の世界には、炭酸飲料という飲み物がある。
君の世界にはない物。君に是非飲んで欲しいの。
のんでほしい…のに…
なんで同じことしか言ってくれないの
なんで同じ表情ばっかりするの
なんで同じ動きしかしないの
なんで…私だけの言葉をかけてくれないの
無口な君が私に特別をくれるまでにはもう、
君にあげる炭酸はぬるくなってる