初恋の日

心は準備出来ているのに
顔も体も髪もセンスも性格さえもまだ未熟
頑張って頑張って頑張って
やっと貴方との恋を始められると思った時には

もう貴方はあの子の虜だった

明日世界が終わるなら

全然分かんない
見当もつかないけれど
早く 早く 全てを終わらせて
その炎で一切 駆逐して

媚びる友達 要らないね
詰める家族 要らないね
睨む恋人 要らないね
言い訳自分は 不要物？

全然分かんない
見当もつかないけれど
早く 早く 全てを終わらせて
身勝手な私 蹴散らして

耳を澄ますと

掃除機の音、家族の足音、お風呂の音、怒鳴り声
私が絶望の奈落に堕ちる時は、いつもその音が聞こえる

誰も助けてくれなかった時間が
裏切られ続けた日々が
全てを諦めたこの人生を、叩いて縛って逃がさない

どくどくどくどくどくどくどくどくどく
心臓だけが警報を鳴らす
そんなの誰にも聞こえないのに
大炎上してる私の中を、外の笑顔で鎮火する

二人だけの秘密

一時の痛みを代償に
永遠に彼らと過ごせたら？
年を重ねる度に低くなっていく塀が
希望の扉だとしたら
手を掛けてしまうかもしれない

優しくしないで

会いたいよ
この無味な世界から救い出して