NoName☾ᐝ

Open App
11/12/2024, 2:09:39 PM

【スリル】
今日の朝猫が道で死んでた、見た時は驚いたけどその後は何とも言えない気持ちになった。死ぬ時にスリルを感じて死ぬ人っているのかな?この猫は最後どんな事を思ってたのかな、それとも何も考えてないのかな。私にとってスリルは死んじゃいそうだけどまだ生きているギリギリのラインの事だと思う。ジェットコースターとか、日常で言ったら学校で忘れ物をしてしまったけどその担当の先生が休みで授業が自習になった時とか、小さいスリルを味わったみたいな感じ。私の人生最大のスリルが死ぬ時だったら面白いかな

11/11/2024, 3:19:48 PM

【飛べない翼】(創作物語)
天界には美しい羽を持つ天使たちが居た。
天使たちはその美しい羽で空を美しく飛び回り幸せそうにしていた。天使たちの役目は人間界の人々の死に様を見届けること。人間界で、もう死ぬ人を天国に導く事だった。
天使たちは皆、人間を導く事を「神様の裁き」と言った。
神様の裁きを頑張る天使たちの中で、たった1人の天使、ハールがその光景を羨ましそうに見ていた。

ある天使は言う 「何をしているの?」
もう1人の天使が言う 「シー…! この子の羽は悪魔の羽なんだよ、可哀想な子…」
ハール「…」(その場から離れる)
「僕の羽はどうしてこうなんだろう…僕は…悪魔の羽じゃない…可哀想なんかじゃない…僕は…」

天使 「今日はたくさん神様の裁きをできたよ!」
天使 「すごいね!僕達の行いが神様に届いてる、神様を少しでも楽にしてあげるためにこれからも頑張ろう!」
天使 「神様は一体どんな方なのかな…きっと…美しい光を放った美しい方なんだろうなぁ…!」
天使 「僕も大神官様から聞いた事があるよ、正義を愛し、いつでも清く正しく、神々しく美しい方って」
天使 「僕達も早く立派な神官になって神様の近くで貢献できるように頑張ろう!」

ハール「神官…神官になれば皆も僕の事を認めてくれる、神様が僕の事を認めて、天使になれる…」
「僕も、神様の裁きをするんだ、飛べる、僕だって…」
(ハールは人間界を見つめ)
ハール 「飛べる…僕は天使だ!!!」(他の天使のよう羽を広げて人間界との境界へ行く)
(しかし、ハールの羽は上手く動かずただの飾りのようにハールと共に落ちていく)
ハール「うわぁぁぁ!!」(境界に居る神官が助ける)
神官 「全く…何をしているのかな?」
ハール 「…もう1度やればできる…」
神官 「はぁ、やめておきなさい。君の羽では飛べないよ」
ハール 「どうしてですか!? どうして…」
神官 「君の羽は悪魔の羽。君の羽が皆と同じならね。」
ハール 「どうしたらいいんですか…」
神官 「神様に、祈りを捧げるんだよ。」
ハール 「祈り…そうしたら僕もいつか飛べるんですか?」
神官 「…あぁ。神様は慈悲深い方だからね。」
ハール 「ありがとうございます、神様に祈りを捧げて天使になってまた、ここへ来ますね!」
神官 「君1人では帰れないだろう。私が送り届けよう。」
(ハールは神官に天界まで送り届けられる)
神官 「もう無茶な事はしてはいけないよ」
ハール 「はい!ありがとうございます!」
神官 「…神様なんて居ないのに、可哀想な天使…」

ハール 「神様…僕に天使の羽をください」
(それからハールはずっと神様に願い続けたが叶う事は無かった)
天使 「可哀想な子…また願っているわ…」
天使 「可哀想な子ね、神様は忙しいから悪魔の羽の天使の願いを聞いてあげる暇なんてないのに…」
ハール 「神様…お願いします…神様…」(ハールの羽はずっと飛べないままだった。)

ハール 「神官様にどうしたらいいのか聞かないと…もしかしたらやり方が間違っていたのかも…」(人間界を見つめる)
ハール 「それに、もしかしたら飛べるようになってるかな…神様…僕に天使の羽をください!僕を飛ばせてください!」(ハールは羽を広げて境界へと落ちていく)
神官 「また君か…全く…無茶な事はしてはいけないと言ったはずだ」
ハール 「神官様!僕のやり方が悪かったみたいで飛べなくて…どうしたらいいんですか?」
神官 「過去に…君のように飛べない天使、悪魔の羽の天使がいて神様に祈りを捧げてた。遥か昔だ。」
ハール 「その天使はどうしたんですか!?飛べるようになったんですか!?」
神官 「…死んだよ、飛べないままね」
ハール 「え…?どういうこと…」
神官 「可哀想な人だった…ずっと祈り続けていた、信じ続けていた、いつか…自分に天使の羽が授かると信じて」
ハール 「嘘だ…神様は僕に天使の翼をくれるよ!だって神様は慈悲深くて正義を愛していて清く正しい方だって…」
神官 「…君には彼女のようにはなってほしくない、どうか羽の事はもう諦めて天界で過ごしてくれ」
ハール 「…そんなの…嫌だよ!嫌だ…また明日からずっと影で笑われ続けるなんて、可哀想な子じゃないのに、証明したいのに、神官になるには神様の裁きをたくさんしないといけないのに…」(ハールは何かを決めたように境界の扉へ行く)
ハール 「開けて、神様に会わせて!!」
神官 「やめるんだ、神様は……、」
ハール 「邪魔しないで!!」(神官を振りほどく)
他の神官 (扉を開けて)「なんの騒ぎ?うわぁ!?」
ハール 「どいて、神様はどこにいるの?神様!」
神官 「あっ! ちょっと君!…」
ハール 「神様!!僕に翼をください!貴方の役に立つ…」
大神官 「神様…その言葉を聞いたのは久しぶりだなぁ、少し、面白くなりそうだね、天使くんこっちだよ」
ハール 「大神官様…どうして…?」
大神官 「え?うーん、もうあんな悪魔に遣えるのは飽きたんだ…少し刺激が欲しくてね」
ハール 「大神官様が遣えているのは神様では?」
大神官 「僕も昔は神様のためにと思って大神官になったよ、でもあれは神様なんかじゃない、悪魔だ」
(扉を開けて)
ハール 「神様!!!」(神様がいるはずのところに居たのはどす黒く大きくこちらを淀んだ目で睨みつけた悪魔だった)
ハール 「え…?僕は神様に会いたくて…悪魔じゃ」
大神官 「神様だよ、皆が、清く正しく美しく正義を愛すと信じていた神様。神様のために頑張って神様の裁きをしたよね、導かれた人間はこの神様に食べられてる、神様の食事の提供をしてくれた天使たちには感謝しないと、こんな悪魔を神様だと信じて働いてくれてありがとうとね」

大神官 「昔の記憶が蘇るよ、悪魔の羽を持つ天使は君と同じ事をして、ここで食べられた」
ハール 「僕は飛べない天使のまま…なんだ」
大神官 「君は特別、人間よりも美味しい…さぁ、神様のために、私たちが食べられないために、食べられてくれ」