モンシロチョウ

もう、そんな季節だね
ヒラヒラヒラと
軽快に舞う
あんなに薄く　
脆い羽で
音もなく
ヒラヒラと…
まるで僕を誘うかのように
美しいダンスを踊る
あちらからこちら
こちらからあちらへと
まるで誘くように
あー、僕は
モンシロチョウ、君にまで
踊らされているのか
捕まえようとしても
スルリと交わして
飛んでゆく
春を目一杯、楽しんで…

初恋の日

あれは、まだ小学校にも
上がらない頃
私の初恋はおとずれた
ずっとずっと一緒に
いられると信じてた
大好きな君と
一緒に時を過ごし
一緒に成長していく
単純に思っていた
父の転勤でこの土地から
引っ越すことになり
君とも離れ離れに…
初恋の日、
淡く切なく、それでいて
誇らしげに笑っている
僕の初恋

明日世界が終わるなら

世界の終わりが明日なら
もういっか、色々と
無理して頑張らなくても…
弱い自分でも
つまらない自分でも
そんなことさえ意味なくて
あなたの居ない世界なら
明日世界が終わるとしても
もう、未練はない
ただその時まで
あなたを思い生きるだけ

君と出逢って

人生180°変わって
誰かを愛すること
誰かに愛されること
初めて知って
自分のすべてを
さらけ出した人
君と出逢って
きっと幸せだったと
僕は思うんだ

平凡な僕の人生の
君はスパイスだった

優しくしないで

ずっと一緒にいようとか
一生離さないから
なんて
本気じゃないのに
言わないで
すぐに本気にして
舞い上がるから
私だけが
あなたの特別じゃ
ないのなら
決して、決して
優しくしないで
夢だけじゃ
もう生きていけないから