息子の子どもなんて所詮、他人に近い存在。
悪気も嫌味もない、ただ正直な気持ちを言葉にすれば、嫌な気持ちになる、と言われる。
息子はお嫁さんの家で同居。近くにいても
孫にはそうそう会えない。それも仕方ない。
片親で育てた息子、別に溺愛してる訳でもない。それでも寂しいじゃないですか。
あっという間に成長する孫の顔を少しでもたくさん見たいと思うのはおかしいですか?
なかなか連れて来てくれないのは、やっぱりお嫁さんが家には来たくないってことなんでしょうね。
所詮、孫も他人。息子も、今はもう他人。
もう、孫に会いたいって言わないでおこう。
会いたいって思わなければ悲しくもないから。
別れ際に
「さよなら」でも「またね」でもなく
別れ際…君にかけた言葉はもう思い出せない
「大丈夫」だったような
「愛してる」だったような
本当に好きだった
本当にずっと一緒に居たかった
なのに別れ際の言葉を
思い出せないでいる
あれから何度、季節が巡っただろう
今日もまた
君との別れ際の言葉を
必死に思い出そうとする
秋恋
手繋ぎに
肩寄せに
熱いハグ
夏の間は
おあずけで
秋の涼しさ
感じる頃に
はばかりもなく
ギュッとしよう
秋恋を、君とハグして、季節が変わる
私だけ
いつになく
今日は無性に
腹が立つ
何に怒って
何に腹が立つのか
わからないぐらい
あー、そうか
あなたが私を
置き去りにして
一人でさっさと
逝ったから
もう八つ当たりさえ
できなくて
なぜ、なんで、どうして…
そんな疑問詞が
頭をぐるぐると巡るから
そう、私だけ
こうして生きてることに
腹が立っているんだ
遠い日の記憶
まだ三つ編みが似合う頃
恋をした
年上のあなたに
恋をした
いつも子ども扱いするあなたに
恋をした
苦しくて切なくて
早く大人になりたくて
幼い自分が嫌いだった
あなたに似合う大人に
なりたくて
上手に化粧すらできず
そんな私が
恋をした
遠い日の記憶を思い出す