桜散る
桜の季節が巡ってきて
あの春を思い出す
あなたと二人、
桜並木を歩いたあの日
手作りのお弁当広げ
笑い合ったあの日
桜の季節になると
思い出す
今年の桜も、もう終わり
桜散る あなたと過ごした 春の日を
懐かしく思い出し 一人涙する
届かぬ想い
幸せだったあの頃
ワガママも、ネガティブな
気持ちすら
黙って聞いてくれたあなた…
ずっとずっと、そんな幸せが
続くと信じてた
いつも言葉で愛を伝えてくれる
そんなあなたが
大好きで、愛しくて、誇りだった
一人で旅立ってしまったあなた
もう二度、この想い
伝えることはできなくて
本気の恋だった
神様へ
どうして彼を連れてったのですか?
どうして私を一人にならせたのですか?
何度、問いを繰り返しても答えはでず
ただ、悲しみと虚しさと絶望に苛まれ
幸せだった時間がまるで幻のようで
神様、どうして…
まだまだ一緒に居たかった
まだまだ思い出作りたかった
まだまだやり残したことが多すぎて
神様、どうして…
そう問いかけるしかできなくて
快晴
このモヤモヤした気持ちは
何だろうか
考えても答えは出ない
心は晴れず
頭に霧がかかったかのように
どうにも落ち着かない
いつからかを
一生懸命思い出そうと
記憶を辿ってく
あーそうか、確かあれは、
そう、
君と初めて出会ったあの日、
あの瞬間から
どうにも分からない感情に
支配されていたようだ
どうやら僕は君に恋をしたようだ
そうハッキリと理解した時
なんだか目の前が
急に明るくなって
モヤモヤした気持ちは
ウキウキ、ドキドキに変わって
少しずつ霧が晴れるように
僕の心も晴れやかに
なっていく
よし、今日は快晴だ
あなたのこと
誰よりも、ずっと
知ってるつもりだった
あなたのこと
誰よりも、ずっと
分かってるつもりだった
あなたのこと
誰よりも、ずっと
愛してるつもりだった
本当は
何も知らず
何も分からず
愛していなかった
のかもしれないと
そう思うと
涙が流れた
誰よりも、ずっと
あなたの近くに
居たかった
「誰よりも、ずっと」