快晴
このモヤモヤした気持ちは
何だろうか
考えても答えは出ない
心は晴れず
頭に霧がかかったかのように
どうにも落ち着かない
いつからかを
一生懸命思い出そうと
記憶を辿ってく
あーそうか、確かあれは、
そう、
君と初めて出会ったあの日、
あの瞬間から
どうにも分からない感情に
支配されていたようだ
どうやら僕は君に恋をしたようだ
そうハッキリと理解した時
なんだか目の前が
急に明るくなって
モヤモヤした気持ちは
ウキウキ、ドキドキに変わって
少しずつ霧が晴れるように
僕の心も晴れやかに
なっていく
よし、今日は快晴だ
あなたのこと
誰よりも、ずっと
知ってるつもりだった
あなたのこと
誰よりも、ずっと
分かってるつもりだった
あなたのこと
誰よりも、ずっと
愛してるつもりだった
本当は
何も知らず
何も分からず
愛していなかった
のかもしれないと
そう思うと
涙が流れた
誰よりも、ずっと
あなたの近くに
居たかった
「誰よりも、ずっと」
繋がれていく命、
まだ見ぬ命、
消えゆく命、
繰り返される
巡り合い
紡がれる命
これからも、ずっと…
「これからもずっと」
今日はどんな日?
平凡な毎日に
そうそう劇的なことなど
起こるはずもなく
されど平凡こそが
幸せなのかもしれないと
ようやく気付ける歳になり
あーそうだ、
こんなに美しい
沈む夕日が見れること
それこそが、
なりよりの贅沢で幸せかも
しれないと
思いながら今日も暮れてゆく
『沈む夕日』
あなたは私にとっての
『特別な存在』だった
愛し愛され幸せの日々
あなたと過ごした時間は
かけがえないもの
ずっとずっと続くと、
そう思った時間は
あっという間に通り過ぎ
一人残され途方にくれた
私のうちに宿った小さな命
あなたは私の『特別な存在』に
変わった
小さな命も大きく育ち
私の『特別』からあの娘の
『特別』になり
新たなる『特別な存在』を
生み出した
変わりゆく『特別』は
姿を変えながら日々、
私の『特別な存在』になり
最初の出会いをなお、『特別』へと
変えていった
だから、あなたはやっぱり
私の『特別な存在』だったんだね