・遠い日の記憶
私は神社に住んでる神の狐だ
少し昔の話をしよう
少しと言っても100年ほど前の話である
その頃は皆、平和な暮らしをしていた
街は笑顔で溢れていたんだ
私は当時、皆の前に姿を現し、
願いを叶えてあげていたんだ
ある日のこと、1人の幼い少女が私の前に現れた
その子は私に一緒に遊んで欲しいと願ったんだ
話を聞けばその子はいつも1人でいるらしく
どうやら仲間に入れてくれないみたいだった
私はその子にこう言った、
「それは、そなたが気になっている子に話すべきだ。いるのであろう?仲良くなりたい子が」
その子は私の言うとおりしたらしい、
再び私の前に姿を現したその子の隣に
別の少女がいたのだから
2人とも満面の笑みを浮かべていた、幸せそうに
今の世の中はネットで世界中の人達と繋がれる
その裏では知らない人からの
暴言や差別などが飛び交っている
あの頃のようにまた、平和な世界が訪れるのだろうか
・空を見上げて心に浮かんだこと
Q「いつの空が好き?」
A私は夜空が好き
暗い中、月や星がキラキラ輝いて綺麗だから
A私は夕焼けが好き
真っ赤な太陽と海の景色が綺麗だから
A私は早朝の空が好き
日が昇る瞬間が綺麗だから
Q「あれ、昼の空は好きじゃないの?」
A好きじゃない
昼の空は太陽が眩しいから
A考えたことがない
そもそも昼の空なんて見ないから
A好きだよ
青い空に輝く太陽、雨の日に雲で姿を消す太陽、
私は太陽が好きなのかな?
私たちはこんな思いを心に浮かべながら
空の彼方にある世界へ足を踏み入れた
あぁ…もっと見たかったな、夜空に輝く青い星を
・終わりにしよう
自分なんて生きてる価値ない…
そんなことは聞きたくない
ネガティブに生きるより、
ポジティブに生きた方が楽しいじゃん
自分を否定する考え方はもう終わりにしよ?
・手を取り合って
勉強は嫌だ、好きだと言う人が羨ましい。
これはいつも私が思っていること。
みんな、私は頭がいいと言う。
それはテストの点数を見ただけ、
授業の内容が分かっているだけ、
勉強が好きという訳では無い。
ただ、勉強は嫌いでも、人に教えるのは好きである。
分からないと頼ってくる人がいる限り、
わかる範囲で教えることができる。
そして、その人から気付かされることだってあるのだ。
お互いが支えあって今の私が存在しているのだろう。
そんな私が大好きなんだ。