唯一『風』が苦手なのです。
木枯らしも、春一番も、疾風も、
つむじ風も、すべて苦手。
うみ風も、ビル風も。
順風も、追い風も、逆風も、
そよ風も、秋風も、扇風機も。
何故かいつも体調を崩してしまうのです。
ーーー秋風ーーー
『また会いましょう』
あの世の人にあった夢。
船頭さんの様な人でオジサンだった。
かれこれもう七回ぐらい転生していると言う。
大大大先輩だな。
「それではこれで。また会いましょうな」
とオジサンは言って消えていった。
あれ?私この人に何度もお会いしている、
と意識の内側で思っていた。
この人はたしか…この人はたしか…、
そのうちに目覚めてしまった。
きっとまた会う、近くに居る。
近くに来る人の様な気がする…。
『スリル』
うそ!!
本番中にまさかの代役?!私が!!!
物語は知ってるから、行ってみる?!
やっちゃえー!!
あぁー楽しかった。
なんか全然違う劇になったけど。
みんなもウケてたし、見ている人も
大笑いだったし、良かった。
私にとってスリル満点の学園祭だった。
子供の頃のサチコには翼が着いていた。
ママの手をするりとくぐり抜け、
捕まらないように上手に逃げて行く天才だ。
そして高速スピードが大好きで、自転車に乗れる様になった時は毎日自転車が相棒だ。
スキーをする様になってからは、その高速さにドキドキしてしまった。まるで翼をはためかせ飛んでいるようだ。
それなのに
サチコのママはサチコのする事を褒めない、
あと先考えない愚かな行いだと言う。
尊敬するママが言うのだし、
私って考え無しに動くし、
ずっと子供っぽいのは嫌だし…
やがてサチコは飛ばなくなった。
大人になってから挑戦してみたいと思う翼が
体に湧いてきても、行動より先に思考がブレーキをかけてしまい飛ぶ事を選べない。
飛べない翼を包み込み
サチコは昔を懐かしむ。
ーーー飛べない翼ーーー
季節感満載のイベントのすすめ。
お盆に田舎へお墓参り
キュウリの馬にナスの牛。
スイカ割りや手持ち花火。
ハロウィンのおばけやかぼちゃ。
たくさんの駄菓子。
赤と緑に配色された街中の人が楽しみな
クリスマス。
大きなツリー小さなツリー。
お正月、豆まき、ひな祭り、お花見…
毎年やって来るイベントだけど
大事なんです。
「この年齢のひな祭りは一度しか無い」
と思いキチンと大事に迎えてください。
思いっきり人の心に残るような演出をして下さい。誰かを喜ばすの好きでしょ!
そんな毎年の十五夜なのですが、
ススキを用意するのが都会ではなんと難儀なことでしょう。子どもの頃はどこにでもあった様に思うのですが…。
一番そばの家族を笑顔にしましょう。
ーーーススキーーー