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5/27/2023, 11:57:59 AM

天国、地獄とも死後の世界を想像した架空の場所である。現実世界の物事で比喩として例えることもある。人は皆、天国に関して明るいイメージを持つ。どんな場所であるか、想像してみるとわくわくする。雲の上の空高き場所に、翼の生えた人間が何人も生息しているであろう。現実の雲は気体で、その上に人が立っている状態なんて有り得ない。だが、その位夢のある場所を想像するのが天国である。翼を持った人間はどんな行動を取るのだろうか。食欲はあるのか。既に肉体は無いからきっとお腹は空かないだろう。でも、自分が死んで天国にいくその時は、お腹がふくれる程の美味しい物を食べてみたいものだ。生身の体でないのだからたらふく食べても具合が悪くなることはないだろう。美味しいものをたらふく食べたら次に何がしたいだろうか。せっかく翼があるのだから鳥や飛行機、ヘリコプターのように好きな場所に飛んで行けるだろう。どこに行こうか、国内、海外何時でも何処へでも好きな場所へひとっ飛び。
はたまた天国とは対称的な地獄。地獄というと地上の奥深くにマグマが沸き立ち大鬼のような生き物が何体もいるさまを想像する。暗く、熱く、赤く、怖い。そんな場所である。地獄では人は皆苦しみ、叫びながら列をなし苦行に励む。大鬼の番人が人々に苦行を与え、悪人のような深い笑みを浮かべる。