学校でいじめられている幼馴染が居る
僕は、止めたくても止めることが出来ない
ある日、幼馴染が家にも、教室にも居ない
嫌な予感がして屋上へ走った
そこには、飛び降り数分前の幼馴染が居た
幼馴染は「来ないで!」と叫んでいた
けれど、僕は無視した
無視して幼馴染に近づいた
幼馴染は、不意に涙を零して「なんで?」と
呟いたから僕は「君に生きてほしいから」と
返した
僕は、あとから付け足すように「君が生きてくれる…それが僕のたった一つの希望だから」と
呟いた
幼馴染は、飛び降りを諦めたかの様子で
涙を零しながら、僕に抱きついて
ありがとうと耳元で呟いた
僕のたった一つの希望は、幼馴染が〇殺しないように、ずっと生きてほしい
私には、欲しい物がある
小さい頃に欲しかったぬいぐるみ
母さんは『ダメよ』と言い続てたけど
「大人になったから買ってもいいよね」
と呟いて、そのぬいぐるみがあった店に再び
やってきた
その時(これが…欲望なんだぁ)と思った
天国に居る母さんに
「小さい頃から欲しかったぬいぐるみ、
欲望で買えたよ」と伝えたのであった
これが私の小さい頃の欲望が今もあったことを
確信したのである
海の列車に乗って
思い出の場所に旅する旅人
彼は、忘れてしまった記憶とともに
忘れてしまった思い出の場所を探しに行く
海の列車は冷たく、その日は暑い日だった
そよ風も吹き
小鳥や、海の魚達が歌を歌って
旅人を見送る
1羽の鳥が『頑張って』と囁いた
旅人は、小鳥や魚達の声を聞きながら
旅を続けるだろう
大切なあの人の所へ行くために…
遠い街に行きたい
ここでは無い
遠くの街へ
知らない店や伝統があるのだろうか…
分からない街に行くのは人生で例えたら
1歩目なのかもしれない
色で例えたら、初めの色なのかもしれない
楽しい時間があるのだろう
夜は、夜空に浮かぶ星がとても輝いてるのだろう
1度でもいい
遠い街へ行って綺麗な夜空を見てみたい