SOS

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11/3/2022, 11:00:19 AM

鏡の中の自分に話しかけた。

『あなたは誰?』

鏡の中の自分が言った。

「俺はお前。
 …けど、お前に殺された。」

苦しそうに顔を歪ませるあなた。

それにイラッとして、鏡を思い切り殴った。

『仕方ないでしょ!?これが本来の正しい私なの!!
 あんたなんて…最初から居なければ良かったのに…!』

「…ごめん」

その日から、あなたは現れなくなった。







11/2/2022, 11:38:27 AM

眠りにつく前に、私はいつも今日を思い出す。

あの時ああしとけば良かった…なんて、考えてもしょうがないって分かってるのに。

毎日毎日、思い出してしまう。

そして明日が怖くなる。

このまま寝て起きてしまったら、またあの地獄のような場所に行って、偽りだらけの私にならないといけない。

だから朝は嫌いだ。昼も嫌いだ。夕方も嫌いだ。

そして何より、こんなことを考えさせてくる夜が、一番大嫌いだ。

11/1/2022, 10:42:08 AM

私はこの世界に生まれたくなかった。

ううん、生まれちゃいけなかった。

私は今まで、どれだけの人を傷付けた?

どれだけのものを、簡単に壊した?

蟻の命ですら大切に思えない私が、この世界にいてもいいの…?

ううん、いいわけがない。

だから…お願いです神様。これ以上この世界を汚くしないように、私は消えるから。だから…だから…。

永遠に、生まれ変わりませんように。



10/31/2022, 12:37:00 PM


誰もいない場所にいきたい。

これ以上、汚い私でいたくない。

だから、優しい雨が降る場所に行って、そっと、誰の目にも触れずに死にたい。

そしたら、次こそは綺麗な私になれると思うから。

…けど、これは私の理想郷。

理想でしかないから…叶わないの。








10/30/2022, 10:49:21 AM

いつもと同じ景色。

変わらない空気の匂い。

ただ違うのは、それを見ている私。

昔の私は私であって、私じゃない。

背丈はもちろん、見た目も声も考えも、何もかもが違う。

空を見て「きれいだな〜」と笑顔になれていた頃の私はもういない。

「綺麗だな…」とは思えても、なんとなく虚しくなって、自然と涙が溢れる。

昔の自分を懐かしく思うことができるのは成長したから。

良いことだけど、私はそれが怖い。

だから私は、未だに空を見れていない。

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