【海の底】
海の底は誰もわからない。
どうなっているのかもわからない。
それは人の心と一緒だ。
考えているのかことはその人にしかわからない。
いま海の底はなんだろうと調べている人がいる。
長い間調べている人もいる。
調べていなくても気になる人もいる。
なのに人の心は知ろうとしない。
何が違うのか。
わからないことは同じなのに
海の底よりも価値がないのか。
海の底を知る前に人の心も考えることが大切だ。
だから海の底も心もわかる人になりたい。
【君に会いたくて】
人々は日々考えていることがある。
運命の人は本当にいるのか?
もしかしてもう会っているのか?
これからの人生で会えるのか?
運命の人は自分と相手が会って分かることである。
それまでは誰もわからない。
人々はその相手を探しながら生きる。
運命の人の君に会いたくて探しながら生きる。
毎日毎日君に会いたくて頭がいっぱいになる。
君に会いたくて…
【閉ざされた日記】
この世界には日記を書く人と書かない人がいる。
日記を書くのを習慣にしている人もたくさんいる。
日々の日常を書いたり、
誰にも言えない思いを書いたり。
いつかその日記も書かれなくなる。
そして長い眠りにつく。
閉ざされた日記が出来上がる。
誰も意図して作っているわけではない。
いつの間にか自然に出来てしまう。
しかし、日記は忘れ去られてしまう。
これは思い出が消えて行くのと一緒だ。
だからこそ、その時はこういうことがあったんだ。
懐かしいな。と思い出してみるためのものとして
大切に置いておくことで日記も悲しくない。
そしてまた、閉ざされた日記は新しく生まれ変わる。
【木枯らし】
最初木枯らしがなにかわからなかった。
木を枯らしているなにかかと思った。
調べてみると晩秋から初冬にかけて吹く強い風の
ことだった。
私はまだまだ自分には知らないことが多いと感じた。
自分の知っている世界はとても狭い。
これからも衰退していくのではなく
誰しもが成長していくのだ。
新しいことを知るには人に聞く、調べるなど
方法はたくさんある。
こうやって人は成長していく。
知らないことは知らないといい教えてもらう。
それが成長への1番の近道なのかもしれない。
【美しい】
この世には美しいものがたくさんある。
人それぞれ美しいと思うものは違う。
まだ出会えていない美しいものもたくさんある。
自分だけが出会える美しさもある。
そもそも美しいとはなんだろう?
生活していてこんな疑問を思うことはあまりない。
誰に聞いてもバラバラな答えばかりだ。
だから、美しいに正解なんてない。
自分が美しいと思えばそれは美しいのだ。
人に合わせることなんてない。
美しいと思えば意思を曲げることなんてしなくていい。
素直に美しいと言えばいい。
何も恥ずかしいことはない。
だから、自分に正直に生きていることを
私は美しいと思う。