kiss
幼なじみの男の子
震える唇が、頬にすこし触れた
イタリア人の男性
荒々しい、けれど確かな愛を感じた
バーで出会った女性
なめらかで、バニラの香水の味がした
お母さん
寝る前に、「おやすみ」とおでこにしてくれた
千年先も
天つ空
飛びゆく鶴の
ちとせまで
君と共にと
願ひつるかな
この大空を飛んでいく鶴のように、
千年先までも
あなたと共に生きられたらいいのにと、
私はそう願ってしまうのだなあ
鶴は千年亀は万年なんて言いますし、千年前の日本は平安時代にあたります
そして平安時代と言えば和歌!!
ですから(?)思いつきで鶴を盛り込んだ和歌を書いみました〜下手くそだけど!
ブランコ
ゆらりと揺れる
子どもたちが吸い寄せられる、不思議な磁場をもつ
彼らの心をやわらかくつかむ、やさしい魔物
ミッドナイト
首に縄をかけた
縄に擬態した延長コードは蛇のように
黒く光るそれを二重に巻き、ぴん、と引っ張った
ぐりぐりと張って縮む血管
ああ、私も普通になりたい
ああ、普通になれないのならもう少しましに
ああ、寂しいよ、悔しいなあ
そうして窒息に耐えられず涙腺と縄は緩んだ
残る喪失感
まるで、戻らぬ小さい頃の写真を見返す時のような
悔しさと 虚しさが
喉につっかえて、お腹をふくらませた
そんな最低で最悪の、惨めな夜
安心と不安
馬鹿はお前だ!
被害者ヅラをするでないよ
すこし落ち込んだからってなんだね
馬や鹿だって日々必死に生きているというに
波は打ち寄せては去るのですよばあさまや
わたくしの波は去っておりますが
去れば去るほど いずれ打ちよせる波はたかくなり
やがて富士をも越すでしょう
あれま、すこしばかり話を盛りすぎた
しかし波というのは青くうつくしい
うつくしいものとはおそろしい
わたくしは波にのまれ溺れるでしょう
あっぷあっぷと溺れ海底へ静かに沈むでしょう
波がひき わたくしはこごえるでしょう
海風のいたさに涙を流すでしょう
そして無力にもターコイズの海をみつめるのです
ばあさまや、あたたかいお茶をいれましょう