「無垢」
幼き日の蒼き闇
夢は魅惑の仮面
迷い込んだ心は
純真の欺瞞に囚われる
優しき風が吹き抜ける
その奥に潜むは狂気のささやき
純粋な笑顔が歪む
闇の中で消えゆく輝き
幼い夢は悪夢と化し
魂は虚無に呑まれる
罪深き影が蠢く
無垢な心に這い寄る
幼き日の青き闇
そこに眠るは忘却の泉
純真の幻惑に囚われて
自らの心を見失う
終わりのない迷宮に
魂は迷い込み
無垢なる光もがき
闇の中で永遠に沈む
「終わりなき旅」
道の先に何がある?
迷い込んだ街角で
猫が「こんにちは」と言った
びっくりして帽子が飛んだ
海を越えたら砂漠が広がり
ラクダが「乗っていけ」とウィンク
そうさ、僕らの旅は始まったばかり
笑い声が風に乗る
ジャングルでは猿とダンス
バナナの皮でスリップし
でも笑ってまた立ち上がる
そう、終わりなき旅は続く
空飛ぶ絨毯に乗ってみたら
雲の上でティーパーティー
クジラも参加して大騒ぎ
「次はどこへ行く?」と聞く
月の上ではうさぎと餅つき
星屑のシャワーを浴びて
無重力で宙返り
「地球に戻るのはまだ早い」
道の先に何がある?
それは分からないけど
冒険の香りが漂う
終わりなき旅を楽しもう
「ごめんね」
ごめんね、君の大事な靴下を
洗濯機で迷子にしたんだ
片方だけがどこかに旅立ち
もう戻ってこないみたい
ごめんね、君の髪を切ろうとして
うっかり前髪を斜めにしちゃった
ミラーボールの下で輝く君を
想像して笑ってしまった
ごめんね、朝のコーヒーを作ったら
塩と砂糖を間違えちゃった
君の顔が驚きで歪むのを見て
笑いが止まらなかったんだ
ごめんね、でも君の笑顔が好きだから
たまにはこんな失敗もいいかな
君の許しを待ちながら
次の「ごめんね」を考えてる
〘 半袖👕〙
冬のコートを脱ぎ捨てて
半袖シャツで飛び出した
けれど風が少し冷たくて
「やっぱり早かった?」と後悔だ
寒さに負けずに再挑戦
半袖のまま街を歩けば
周りの人が振り返る
「あれ、季節を間違えた?」
友だち笑って「まだ早い!」
だけど僕は言うんだよ
「これが僕の春のスタイル
早すぎるなんて、誰が決めた?」
〘 天国と地獄の喧嘩〙
天国と地獄が大喧嘩、
その理由はとてもくだらない。
天国が言うには、
雲がふわふわすぎて、
地獄が言うには、
炎が暑すぎる。
天国のエンジェルたちは、
「もっと涼しくしてよ!」
地獄のデーモンたちは、
「もっと燃やせ!」
天国の楽隊が奏でるハープの音に、
地獄のロックバンドが反論する。
「静かすぎるよ!」
「うるさすぎるんだ!」
食事の時間も大論争、
天国のシェフが出すサラダに、
地獄のシェフがスパイスを振りかける。
「これじゃ味がないよ!」
「これじゃ辛すぎる!」
でもある日、天使と悪魔が、
互いの世界をちょっと覗いてみた。
天国の雲の上で、
悪魔たちはリラックス、
地獄の炎の中で、
天使たちは新しいダンスを覚える。
結局、天国と地獄は、
お互いの違いを楽しむことにした。
雲も炎も、
静けさも騒音も、
サラダもスパイスも、
全部が素晴らしい。
天国と地獄の喧嘩は終わり、
今では仲良し、
いつも一緒にパーティータイム!