【ただ君だけ】

君だけに伝えられたらいい。

そう思うのに…。

言葉が足りないのか、伝えたいことの半分も伝えられていない気がして

もどかしくてたまらなくなる。


一人になるのが怖い。

自分だけ違うのが怖い。


それはただの自分勝手な願いでしかなくて

困らせてしまう。

自分だけに縛りつけたいわけじゃない。

ただただ一緒にいたいだけなんだ。

【夢を描け】

夢がない。

答えられる夢がない。

【届かない……】

届けたいい想いがあふれそうになる。

拙い語彙で届けたくなる。

信じられないほど綺麗だ、なんて。

言っても傷つけるだけなんだから。

【ラブソング】

あなたを好きになったラブソング。


それが、あなたがいなくなるときには

悲しいだけの失恋ソングに聞こえて。


ずっと、ラブソングにしていてよ。

お願いだから、目の前にいてほしい。

【すれ違う瞳】

何を考えているのか、わからなかった。

一番近くにいるはずなのに。

物理的には近くにいるつもりだけど、心理的には近づくことすらできなかった。

だんだん気持ちがすれ違っていることに気づいた。

気づきたくなかった。

それでも、別れを切り出されるのが怖くて。

じんわりと避けるようになった。

隣にいるはずなのに、別の方向を向いている。

別れかけのカップルみたいだな、と自嘲した。