3/15/2025, 4:41:33 PM
その数字を見た瞬間、それまで胸を締めつけていたざわめきが、紙を持つ指先の震えとともにすっと消えた。
「——母さん!」息を詰めたまま、もう一度確かめる。
確かに、そこにある。
「……あったよ。合格……!」
声が震えた。
けれど、それはもう不安のせいじゃなかった。
【心のざわめき】
2/10/2025, 5:16:14 PM
ヒトは、二度死ぬ。
一度は、心臓が動かなくなった時。
二度は、あなたの記憶から消えた時。
「もう一度逢いたい」
星なった私は、
夜空を真っ直ぐに見つめながらそう願い事をする親友を、一望する。
「そんなこといわないで。あなたの記憶に私が存在する限り、私はいつでもあなたと出会えるのよ 」
【星に願って】
2/5/2025, 3:53:51 PM
世の中には腹を割ったがために、
かえって遠ざかる縁もあることを知っている。
黙していたからこそ保たれる間柄もあるのだ。
だから、隠し事は必ずしも悪とは限らないと私は思う。
heart to heart____
「あなたのことをもっと知りたい」
なんて甘い言葉に騙されて、うかつに心の内を明かしたところで、待っているのは理解や親しみではなく拒絶かもしれない。
だからわたしは、唇からこぼれかけた隠し事を、そっと飲み込みふたたび奥へと押し隠すのであった。
【heart to heart】
1/6/2025, 7:20:16 AM
からりと晴れたそらの下、
アパートの手すりにはミニ雪だるまがちょこり。
帰ってくるまでには溶けてしまうかなあ
【冬晴れ】
1/4/2025, 4:25:04 PM
一言で言えば、生きていること。
【幸せとは】