8/21/2022, 4:43:55 PM
‐鳥のように‐
とほくに見える
雲がかつた白い山脈
あの雲を越えて
遙か遠くの山を越え
わたしの言葉よ
詩と云ふ枠を越え
呪文のやうに命を見いだす
唇から滑り墮ちていけ
命の炎は力強く
羽ば度き飛び立ち耀き燈す
しがらみと云ふ
生け垣を越え
制禦と云ふ括りを壞し
自由に謳ひ
奔放に遊戲べ
わたしの詩よ
顏も名前も知らぬ
誰かの胸の燈になれ
わたしを離れ
自由になれ
8/7/2022, 10:01:42 AM
‐最初から決まっていた‐
夜明けの青蛾
蒼白く耀いて
夜に取り殘された
羽ば度き
舞ひ散る鱗粉
夜明けの殘り香
日が昇り
沈む夢
儚い願ひと
祈りが織りなす
優しい輪廓
おいでよ
おいで
太陽と月の逢瀬
待つてゐるよ
8/2/2022, 11:35:06 AM
‐病室‐
夏の夕暮れ
蝉時雨
短き命光
人知れず
あららかに熱く
瞬き散よすが
戀を詠ひて
愛を歎く
我が想ひを
君に刻みて
君の聲を
我は忘れず
普段ツイッターにいます。
7/24/2022, 9:58:56 AM
‐花咲いて‐
誰にも真似できない
激しく美しい命の耀き
軌跡を描き
炎舞しながら燃え上がれ
地を揺るがすように
脈打ち鼓舞し
花のように微笑みながら
魅了しながら
7/18/2022, 8:12:15 AM
‐遠い日の記憶‐
はらりとうつろひゆく
戀の華
夕陽にうつろひ
影落とす
全身全靈注ぎて
戀うた
其の背を想うて
胸焦がし
夕陽に照らされ
燃え落つ
とるに足らず
小さき戀の物語
されど華の命は短く
咲き誇る刻も限らるて
陽に照らされて
燃え盡きやうと
其の戀いたづらに散らさうとも
誇れ想ひ戀心