5/14/2022, 6:09:08 PM
‐彼女はとても憤慨していた‐
感情の赴くままに
本能が望むがままに
理性を放置し
思考を抛棄し
ただ成り行きと
思ひ附くままに身を任せ
氣が向くがままに
食ひ散らかし乍ら
生きる事を選擇していく
此の世の中の大概のことは
憤慨などする價値もない事許り
彼女は一生其れに氣がつかない
神經をすり減らし乍ら
感情を垂れ流し生きていく
周圍を自分を命を擂り潰し乍ら
其はある意味呪ひである
5/13/2022, 12:12:08 PM
‐おうち時間でやりたいこと‐
言葉は樂し
言葉は美し
鈴の音のやうに
謳ひあげ
洋琴を彈くやうに
奏でよう
宙から降りる
美しいもの
僕と云ふ道具を使ひ
描く幻影世界
言葉は全てを
生み出せるもの
愛をもつて
優しさをもつて
此處にきみに
言葉のギフトを贈ろう
5/12/2022, 10:02:02 AM
君窓 涙何 雨
を滲 か處 垂
見む なよ れ
護燈 り や
るは 來
る
‐子供のままで‐
5/11/2022, 11:02:18 AM
‐愛を叫ぶ‐
戀をするには
物足りなくて
愛していくには
遲すぎる
君とぼくの
E=mc²
いつそ何處かへ
消えてなくなれ
5/10/2022, 10:10:23 PM
‐モンシロチョウ‐
風に搖れてる
紋白蝶
地味で目立たぬ蝶だけど
白以外特徴もない蝶だけど
指さして冗談にして
笑はないで
純白と云ふのは
健氣つて云ふのは
君の爲に
紡がれたやうな
言葉だつて
綺麗だつて
嘘でも良いから
言つて欲しいの
正直ものより
嘘つきが好きよ
無垢で氣がつかない
ふりするから
上手に騙してゐて欲しいの