4/29/2024, 12:00:50 PM
隣の彼女からふわりと柔らかな匂いがした。シャンプーか、柔軟剤か、香水か。わからないけれど、尋常じゃない程どきどきして、けれどそれを素直に口にするのはなんだかあまりにあまりで。少し考えて、結局そっと一歩離れて歩くことにした。
"風に乗って"
4/29/2024, 5:36:43 AM
「あ、やべ」
待ちかねたLINEが嬉しくて即座にトーク画面に移行してしまった。つまるところ、爆速で既読をつけてしまったわけで。
待ってたの全開でキモかったかな。暇人だと思われたかも。いや、いやいや、送ってすぐ別の画面にいって気付かなかったと信じよう。うん。
画面を開いたまま、そんなことをもごもごまごまご考えていると通話が入った。曰く、「すぐに既読がついたからどうせなら話したいなと思って」とのこと。
やっぱ人生速いもん勝ちってワケ。
"刹那"
4/28/2024, 12:21:59 AM
「世界を救うためなら」と血を吐くような声で己の死を覚悟したあいつを見て、どうしてあんなに側にいながら世界や全人類よりお前が大事なんだと教えておかなかったのかと後悔した。
"生きる意味"
4/27/2024, 5:30:43 AM
「誰も君を助けないなら、僕が君のヒーローになるよ」
そう笑って、ヴィランに手を差し出すおまえは。
"善悪"
4/25/2024, 12:39:46 PM
「実際流れ星が落ちる前に3回言うのって無理だよね」
「極端に絞ればワンチャンあるかも?」
「例えば?」
「巨万の富!巨万の富!巨万の富!」
「金とか富の方が短くない?」
「いや、巨万の富が得たいから…」
「金持ちになりたいという執着がすごい」
"流れ星に願いを"