3/20/2024, 12:35:25 PM
「もっと早く出会えてたら良かった」
「…出会えてたら、何か違ったのか?」
俺の問いにあいつは緩やかに笑って首を振る。
俺だって本当はわかっていた。俺もあいつも自分の使命と意志でここまで来た。きっと早く出会ったところで何一つ違ったりなんかしない。
「でも、そしたらもっとたくさん一緒に遊べたでしょ?」
じゃあねと掠れた声で溢して、あいつは、
"夢が醒める前に"
3/19/2024, 11:04:09 PM
「あっ先輩、落としましたよ」
「え、まじ?何…」
「私からのきゅん」
「それ真顔で言えるの豪胆すぎるだろ」
呆れ顔でそんなことを言ったくせに先輩は拾ってくれたお礼、と私にカフェオレを買って休憩から戻ってきた。きゅん。
"胸が高鳴る"
3/18/2024, 12:13:30 PM
「元カレクズでさぁ、私が何か言うとすぐイライラしてこっちの主張アヤフヤにする人だったんだよね」
「…ちょっと不条理でも構わなかったから付き合ったの?」
「え?構うから別れたんじゃん」
ノットエタニティ。
"不条理"
3/17/2024, 10:51:58 AM
「私より大変な思いしてる人いくらでもいるし、このくらいで何弱音吐いてんだって話なんだけどさ」
へらへら笑う私に、彼は至極不思議そうに首を傾げる。
「他の人がどんだけ大変かってお前が今辛いのと何の関係もなくね?」
建前なんてあっという間に崩れ落ちた。あーあ。
"泣かないよ"
3/16/2024, 11:59:16 AM
「え~!やだ、怖い怖い怖~い!己の才能が」
「生きるの上手すぎるだろ」
こいつが一生このままでいられる世の中であってほしいものである。
"怖がり"