8/1/2025, 1:54:20 PM
詩のようなもの 0002
八月に会いたいのは
会ってみたかったねお祖父様。
赤狩りにあって獄中死した貴方に。
あなたが!
犯罪者として葬られたせいであなたのうら若き美人妻は大変な目に遭い、
そのせいで坊ちゃんだった私の父と兄妹の人生はめちゃくちゃになって、
そのあおりは末代に祟るんだよ、私も従兄弟たち全員も結構しんどい人生だった。
お祖父様。
貴方には決して曲げられなかった正義があったんだよね?
それは一体どんなものだったの。
女房子守れずに何の正義だ、私なら絵踏だって踏むけどね。
あなたは!
何を一番大事にして生きていたの?
悪いのは貴方を捉えて殺した奴らだ。
間違えちゃいない、貴方じゃない。
だが命日に花を手向けても何もわからない。知りたくても、何もわからないんだ。
戦後八十年だってさ、お祖父様。
貴方のように殺される人はもういない。
この先もいないといい。
7/31/2025, 2:18:14 PM
詩のようなもの0001
眩しい
を
定義する
ちょっとした快楽を伴う強烈な視覚情報
伴うんだよ快楽を
少しドキドキするだろう
眩しいものに対して
なんかちょっとだけ
不愉快な特別感だよな
でも眩しいことを私は
きっとどっかで好ましく思ってる
目を閉じてしまえばいいのに
目を閉じれない
閉じたくない
閉じたら負けだからだよ
簡単には負けないんだよ
眩しいものを見つめようと目を凝らしたりさえするんだ
理不尽ながんばりをさせられちゃう
眩しいものが持つ魔力
簡単に避けられるのに避けないのって
眩しいものだけじゃないけれど