夏色さいだー。 中一

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4/16/2024, 10:37:51 AM

「夢見る心」

夜空に消えれればいーのに。
弾かれものの、魔女のボクたち。
夜空でキミとふたりぽっち。
涙は星へと還元されてく。

夜空の中に飛び降りて。
流星よりも綺麗に笑って。
サイダー、ラムネ、ソーダ。
好きなもの持って、夜空に溶けよう。

サヨナラが簡単にできればいーのに。
この世界が嫌いになれればいーのに。

女の子とか、男の子とか。
リボンとか、ネクタイとか。
スカートとか、スウェットとか。
無かったら、いーのに。
全部、炭酸になればいーのに。

そしたら、もっと生きようと思えたかもしれないじゃないか。
-もうこんなんなら、死んだ方がいーじゃん
なんて、キミが言わなくても済んだんじゃないか。

キミが泣かなくても済んだんじゃないか。
キミはカッコよく、生きれたんじゃないか。
ボクもフリルスカート履けたんじゃないか。

夜空に消えれればいーのに。
ボクら二人以外、消えれればいーのに。
そしたら好きにできたんじゃないか。

ラムネ、サイダー、ソーダ。
なんか無くても、生きれたんじゃないか。

4/15/2024, 10:15:22 AM

「届かぬ想い」

手を伸ばしても届かなくて。
視界が涙で滲んで。
何も考えたくなくて。

ラムネ色の、想い出が痛い。
満員電車のすみっこで、そっと泣いている。
ボクの電池が切れる前に。
キミに会いたいよ。

キミにメールを送る。
その勇気がボクには無かった。
なのに毎朝、スマホの通知確認してる。
ばかだな。

届かないこの想いを。
どうやってキミに伝えよう?
痛いくらいの炭酸で、今日も思い出を忘れて。

毎日、メールに打っては消去する。
す、き。
の2文字をキミに。
送れたら、いいのにな。

ぽち、ぽち、ぽち。
さ、い、き、ん、ど、う、?

届かない何かを抱えて。
今日もメールを消去する。

4/14/2024, 11:06:29 AM

"神様へ"

なあ、神様。

アイツを笑顔にしてやってくれ。
アイツが泣かなくていい世界にしてくれ。
アイツが嘘をつかない世界にしてくれ。

-消えたいなあ

アイツがそんなことをぽつりと。
窓から夕陽が優しくきらめいて。
お前の瞳は痛いくらいに冷たくて。

-死にたいなあ

ちょっぴり淋しそうな顔をして。
瞳は炭酸が抜けたみたいに。
窓からの夕陽は、心を刺してくる。

真っ黒な心は練り消しの中に閉じ込めて。
真っ白なフリしてる。
そんなお前が大嫌い。
そんなお前が愛おしい。

すき。
って言えば、お前は笑ってくれるかな。
お前はサイダーになれるかな。

-生きたいなあ

って言って、くれるかな。

4/14/2024, 4:59:04 AM

“快晴”

空は痛いくらいに青くて。
キミの瞳が少し大人に見えて。
ボクの心はちくっと揺れる。

可もなく不可もなく。
首元のネクタイがただ邪魔で。
ボタンを上までしたくなくて。
塾の先生が嫌で。

ただそれだけで、逃げ出して。

「一緒にどこまで行けるかな」

キミとならどこでも行ってやる。
一緒にサイダーに染まってさ。
500mlの現実逃走作戦だ。

ラムネと十円ガム買って。
自転車で海に飛び込んで。
観覧車で見つめあって。
ただそれだけだった。

キミと死にに行くんだ。
キミを世界から逃すんだ。
世界で一番綺麗な。
快晴と一緒に死ぬんだ。

行方不明で存在不明。
そんなボクら二人で。
快晴に染まれ。

3/30/2023, 12:55:58 PM

何気ないふり

何気ないふり
辛くて怖くてたまらない
寂しくて悲しくてたまらない

でも、何気ないふり
「微笑」「苦笑」「優しい笑み」「暖かい笑み」という仮面を付けて

本当は、誰かに抱きしめてほしい
大丈夫だよと、安心していいんだよと

淡くて儚い空に手を伸ばす
その手は何もつかめない

意味もなく、メリットもなく
ああ、疲れた

仮面じゃなくて、心から笑えるようになるその日まで、私は何気ないふり

何気ないふり

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