ボクの夢の街。

一面に水が張ってて、ずっと夏。

お天気雨が降ってて、どこか儚げ。

セピア色の図書館がある。

遊園地はいつも夕方。

君とふたりきりでいたい。

君とボクしか入れない。

ボクは、真っ白なワンピースを着て

君を待っています。

時の止まった夢の街で。

ボクがしたいことは、恋。
恋っていう何かよく分からないものに恋い焦がれている。
胸がドキドキして･･･。
きゅうっと苦しくなって･･･。
甘酸っぱくて･･･。
ボクはまだ、小学生の女の子だけど。
恋。
Romance
Love
恋。
キュンってしたい。
別にいいでしょ？

正しいことなんて知りたくない、私が知りたいのは、この世界の希望。
この世界には希望なんてものはない。
そうだけど、私はまだ、小学生だもん。
正しいことを知る必要はないんじゃない？
まだ早いけど、
青春
恋
なんてものをしてみたい。
希望を持って生きたい。
甘ちゃんの戯言なのは分かるよ。
でも
希望を持って何が悪いの？

希望
青春
恋
希望

この教会では
何人の人が愛の誓いを
立てたのだろう

だけど

もう誰も愛の誓いを立てない
ボク達を最後に

結婚しようよ

勝手にどうぞ

おもちゃのハズレの指輪
太陽の光に当てるとダイヤよりきれい

お前の方が

そう言って黙るアイツ


静かに静かに
キスをする

世界の最後が君で良かった。

死ぬって怖いね。

全部無くなっちゃう。

けど、君となら

何とかなりそう･･･。

遊園地でも行く？


それとも

夕日でも見よっか･･･？


そんなに強がんないでよ。

「怖くないし」

なんて嘘。


またいつか会えますように･･･