花束
雨が降って、どんよりした空気が漂う今日。
私は、近所の花屋に立ち寄った。
扉を開けると、花屋独特のあの匂いに包まれた。
「いらっしゃいませ」
ドアベルが音を立てると、おしとやかな女性の声が小さな店に響いた。
私は、女性に向かってこう言った。
「花束をつくってもらえませんか?」
すると、女性は頷きながら、
「お花のオーダーは、ございますか?」
と、言った。
私は、少し考えて、5種類の花をオーダーした。
女性から、花束を受け取ると、私は、金だけ払い、
店の外に出た。
外に出ると、雨はすっかり止んでいて、水溜りが照りつける太陽を映していた。
病院に着く頃には、空一面が東雲色に染まっていた。
中に入り、いつもの場所へ向かう。
「大切な妻」が待っている場所へ。
「遅くなってごめん。」
小さく呟いて、花束を置く。
返事はない。
この時間だと、眠りについているのも当然だ。
ブルースター、マリーゴールド、キキョウ、白いダリア、ピンク色のガーベラ。
色とりどりの美しい花束の匂いが、病室に漂った。
『花束』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
花言葉
ブルースター 『幸福な愛』
マリーゴールド 『変わらぬ愛』
キキョウ 『深い愛情』『永遠の愛』
白いダリア 『感謝』『豊かな愛情』
ピンク色のガーベラ 『感謝』『崇高美』
今回は、かなり時間をかけた力作です。情景の表現の仕方を試行錯誤して書いたので、意識して読んでくださると嬉しいです。
貴方に届けたい
貴方に届けたい、この思いを。
胸の鼓動を聴かせてくれて、夢中にさせてくれて。
貴方がいなければ起こらなかったこと、
経験させてくれた。
だからこそ、伝えたい。
だからこそ、『貴方に届けたい』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
恋愛系を書くの、いつぶりでしょうか?久しぶりな気がします。
こんな夢を見た
こんな夢を見た
800年経って、君が起きる夢。
みんな、
長く生きすぎて、疲れちゃって、消えてなくなる。
けど、僕は、生きている。
君が起きると信じて。
ねぇ、起きて、欲しいな。
800年も、待ちきれないよ。
早く、起きて、僕とお話しよう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あけましておめでとうございます。
イルミネーション
夜の街に輝く無数の光
色んな色があって、
僕たちを楽しませてくれる。
もしも、この光が、僕たちのこころ、一つ一つだとしたら、いろんな感情がここに集って、
『イルミネーション』という、
一つの世界を創っているんだろうなって、思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー❤︎500を突破しました。止まりながらも、お話を書き続けて良かったと感じております。本当にありがとうございます。これからも、更新が止まることは、あるかもしれませんが、できる限り、書き続け、更新していきますので、よろしくお願いいたします。
愛を注いで
私に、愛を注いで。
壊れてしまうの。
誰かに愛を注いでもらわないと、
自分を壊したくなる。
誰にも愛されてないんだって思って、
自分を壊したくなる。
だから、
誰か愛を注いで。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ただいまです。今回の小説は、ちょっと狂った感じになりましたね。