あじさい
どんな色でもあるその花
どんな形でもあるその花
花弁のひとつひとつが
美しいからこそできるその姿
雨に打たれていても
なお輝くその姿
ひとたび視界に入れば
ささやかに梅雨の訪れを感じさせる
朝日の温もり
変わり映えのない朝
まだ眠っていたいのに
カーテンの隙間から差し込む
太陽の光の眩しさが
少し憎たらしくなってしまう
でも
精一杯目を開いて立ちあがり
窓を開けると感じる朝日の温もりは
今日が自分を迎え入れてくれているようで
あまり嫌いにはなれないのだ
世界の終わりに君と
一緒に居られればいいのに
何百年何千年経っても
変わらずに寄り添い合っていたいのに
「愛してる」が「愛してた」になる日が
ずっと来なければいいのに
いつか世界が終焉を迎える時でも
ただ君と共に過ごして
最期まで愛を伝えられればいいのに
狭い部屋
屋根裏の小さな部屋
もう使われていない部屋
古めかしい本や箱が
無造作に積み重なっている
扉を開けた時から感じた木の香りに
もう戻れない頃の記憶を思い出す
昔はこんなにも狭い場所が
大切な秘密基地だったっけ
カーテンをいつぶりかに開けると
埃をかぶったかつての宝物たちに
ほのかに日の光が差した
文章を書くって難しい。
作文とかだと、文の中で「良いこと」を言おうとしてしまう。でも、それではあまりにわざとらしくて、格好つけている感じがして逆に伝えたいことが上手く表現できなくなる気がする。個人的には、近頃なら、もっと日常的で「等身大の生きる人」に寄り添うようなことの方が人に伝わりやすいのではと思った。
でも、どんな創作も芸術も、人それぞれの価値観があって、自分にとって心に響くものがあるだろうから、文章だって、自分がちょっとでも好きだと思えるものにできたならそれで良いのかもしれない。
少しでも、誰かが良いなと思ってくれるような文章を書けるようになりたいと思った今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。
あと、雨の音って安心感があるから梅雨は結構好き。