もっと知りたい(未完成)
試しに7分で書いてみましたが結末まで持って行けませんでした
「あなたのこともっと教えて」
終わったと思った。人を殺して処分してるところを小学生くらいの女の子に見られてしまった。
普通の中学生はその場で通報するなり逃げて親に言ってそっから通報するなりすると思ったから。
捕まえて殺すにしても私は体力がなく運動神経悪いため逃げる標的を殺す自信はないし追いかけたとしても処分中の死体をその場に放置するのはリスクが大きすぎた。
「おい、お前これなんだかわかって言ってるのか」
「うん、死体でしょ。あなたがやったんでしょう?」
「見りゃわかるでしょ。私が怖くないの?人殺してんだよ」
「別に」
私には分からないが一般の価値観で測ると人殺しは最大の禁忌らしい。
死ぬところを見て子供は泣き叫ぶし大人は諭そうとする人もいるし命乞いしたり怒ったりとマイナスの感情になる。
誰一人として人殺しを許していないのだ。
だがこのガキは他人事かのように(実際他人事ではあるけれども)答え、子の行為を否定しなかった。
私のようにこいつは感性がずれてるのかもしれない
そう思い私はただの気まぐれでこいつに処分の手伝いをさせることにした。
スマイル
「ご注文は以上でよろしかったでしょうか」
「あとスマイルひとつください」
ポテトが美味しい某ハンバーガーチェーン店で働いてる私はある日から笑うことが出来なくなった。
もちろん接客に影響が出てしまうため営業スマイルは笑えなくなる前よりとびきりの笑顔を提供している。
だがお客様からそのようなオーダーを頂いたということはスマイルが足りてなかったのだろう。
「承知いたしました」
とびきりの営業スマイルより楽しそうな笑顔をお客様に提供する。
お客様は満足したようで
「スマイルありがとうございます。今が楽しそうでなによりですね」
といいお客様も笑顔で返してくれた。
その笑顔が私が壊れた原因の笑顔ととてもよく似ていた。
ご注文額を受け取る手が震える。
そのお客様の首元に傷跡があることに気づいた。
私のトラウマの中の人物と同じ特徴。
呼吸が上手くできなくなる。
近くにいたマネージャーが心配して声をかけてくれたが遅く、目の前が暗くなり意識が遠のいてしまった。
小学6年の時に私以外の家族、父、母、祖母、姉、妹、それとペットの梅ちゃん(犬)がみんな殺された。
事の発端は何気ない日から始まった。
その日は父と母が仕事に行っており、祖母と姉と妹と私が家にいた。
夕方、梅ちゃんの散歩の時間になり祖母を除く姉妹3人でジャンケンして勝ちふたりが散歩に行く決まりがある。
今回は私と妹が散歩係となった。
梅ちゃんにリードをつけて家を出た。
普段の散歩道は30分から45分程で家に帰ってくる。
この日も例外無く40分で家に着いた。
ドアを開けると家の奥の方から普通では無い声が聞こえた。
私は妹を外で待ってるように指示して中に入っていった。
やめて、やだ、あっ、などの声とパンパンという音。
明らかに性行為の音だがそれにしては拒否の語意が強いように感じ、恐る恐る音の発生源を覗いてみると大量に出血していて生きてるわけがない祖母と無理やり見知らぬガタイのいい人男に犯されている姉の姿があった。
さすがに事件だと判断した私はポケットからスマホを取りだし通報した。
コール音で犯人に気づかれてしまった。
犯人は手の届く範囲にあった拳銃を取ろうとしたが私の帰宅だと気づいた姉は犯人にディープキスをして動きを止めてくれた。
犯人はそんな姉に夢中になり私のことなどどうでもいいかのように続けた。
姉が作ってくれた時間を無駄にする訳には行けないとゆっくりとその場から離れて外に出ると
顔に特徴のない細身の男が妹の首にナイフを突きつけて家に入ろうとしていた。
細身の2人目の犯人に見つかった私はどうすることも出来ず、ただただ両手を上にあげることしか出来なかった。
妹を脅しに使われ家の中に逆戻り、姉のいた部屋に姉妹3人は集まってしまった。
細身が妹にナイフを突きつけながら裸に剥き始めた。
泣きじゃくる妹を細身が殴りさらに泣くがもう気にしないことにしたのか細身のが妹の中に入れられてしまった。
泣きじゃくる妹を助けることが出来なく、姉が身体で作ってくれた機会を無駄にしてしまった。
無力で何も出来ない私を嘲笑うかのように犯人2人はずっと笑っていた。祖母の死体なんて気にしてない、死体なんて日常の1部だとでも言うように笑顔を振りまき、姉妹にも笑顔を要求していた。
細身とガタイのいい犯人がヤる相手を交換して楽しんでるあいだも私は何も出来ずに震えていることしか出来なかった。
2時間経つ頃には私はもう思考がまとまらなくなり、姉と妹は途中から犯されながら刺されたり打たれたりして精液と血にまみれながら死んでしまった。
ふたりが死んだら私に来るのはもう知っていた。
全てがどうでも良くなりなんの反応もせず無抵抗でされるがままになっていたが犯人はどうもそれが気に食わなかったらしく、細身が後ろから入れ、ガタイのいい方はキッチンから持ってきた肉切り包丁で姉と妹の首を切り落とそうとしていた。
骨が断ち切れないらしく腕力でちぎり、首チョンパに成功。
チョンパされた2人の頭を犯されてる私の近くに置いてがたいのいい方は口にそれを入れた。
大好きな家族が、つい数時間前まで生きていた人が、とてつもなくむごい殺され方をして、私は何も出来ずにいたという事実が突きつけられて涙がこぼれた。
犯人は満足気に動きを激しくしたのとほぼ同時に父親ががたいのいい方に殴りかかった。
細い方は夢中で父親の存在に気づかなかったらしく反応が遅れ、モロにがたいのいい方の頭にパンチが入った。
しかし犯人から手の届くところにある銃で細い方が父親を撃った。
頭に一撃、助かる見込みは無いだろう。
父親の呆気なさに犯人2人は最大級の爆笑をして私で楽しんでいた。
しばらくするとただヤるのに飽きたのか姉妹のように私を傷つけだした。
傷つく度に中が締まるらしく何回も中に出されてしまっていた。
腕が動かなくなり暫くした時母が帰ってきた。
母が犯されている私を見た時には既に警察に電話していたらしく、犯人に物怖じせずに警察に連絡してるから今すぐに消えろと言っていてとてもかっこよかった。
銃を手に取り、母親を撃とうとしたが弾が無くなったらしく銃を投げ捨てた。
代わりに姉妹の首を切った肉切り包丁でガタイのいいのが母に斬りかかった。
包丁を腕で防ぐが防がれることを予測していたガタイのいいのはもう片方の手で小型ナイフを母に突きつけた。
力が抜けた母の首に肉切り包丁が叩きつけられ、帰らぬ人となってしまった。が、外に放置されていたであろう梅ちゃんがガタイのいいやつの首に噛みつき、流血させた。
さすがはハスキーと言うだけあって噛む力が強く、かなりの血を出させたがやはり勝てずに首を絞められて脱力、動かなくなった所を足で何度も何度も踏みつけて殺してしまった。
私以外のみんなが死んだ。
私も殺されるかと思ったが「ほら、笑って?スマイルスマイル。お嬢ちゃん最高だったよ楽しかった。またやろうね」と言葉を残しておまけと言わんばかりに背中に小型ナイフを突き刺して消え去った。
目を覚ますとマネージャーが私の顔を覗いていた。
そういえばさっきの客ってガタイのいいやつだけど細いのって、、、、。
マネージャーの佐々木さんって体はとても細くてお客様からとてもスマイルがいいと好評らしい。
溢れる気持ち
俺には高校の時からずっと好きな人がいる。
見た目はすごく可愛くてとても綺麗に食事を摂る。だが文字はお世辞にも綺麗とは言えない。周りに気を使えて助けようとするとドジして逆に助けられるような抜けてる人だ。
高校卒業して別々の道に歩むかと思っていたが卒業後も道は一緒で高校が同じということで関わりも自然と増えた。
そんなある日、とうとう気持ちが抑えられなくなり告白した。
ちょっと考えさせて、と言われたが次の日にはよい返事をもらい、恋が成就した最高に幸せな毎日を送っていた。
幸せというものは一時の洗脳だ
という言葉をどこかで耳にしたことがあるが決してそんなことは無いと俺は知っている。
高校時代に「あいつは男漁りが趣味らしいぞ」と友人が言っていた。
もちろん魅力的な人にはそのような陥れるような噂があるのはおかしくは無い。他の女子の嫉妬、嫉み、妬みで広げられることが多いのだから。
今現在の俺は大学を卒業して本日から海外出張に行く予定だったが突然の航空欠便により行けなくなり自宅にUターン。
だがつい最近結婚した彼女にそのことを連絡していなかった所為で、自宅で他の男と抱き合っている姿を目撃してしまった。
浮気をされたのだった。
近所に男と女の悲鳴が近所に響き渡った。
「ごめんね桜子ちゃん、俺ちょっと暴力的になっちゃったよね。怖かったよね。大丈夫だって怖がらなくて。だってずっと愛してるから。確かに気持ち溢れてこんな惨状になったけどさ、こんなにも愛してるんだからずっと一緒にいてね。もう浮気なんてしないでよ?」
裸で首を絞められて微動だにしない女と、殴られて血が飛び散り骨が折れ原型が残っていない男の死体と返り血にまみれて女を抱きしめている男がベッドの上で三角関係を築いていた。
束の間の休息
3ヶ月前、夫に浮気された。
原因は私には分からない。
きっと冷めたのだろう。
私は愛していた夫のために家事をこなして夫のためにお金稼いで夫の理不尽にも耐えてきた。
その時までは愛していたのだ。
だが浮気現場を目撃した瞬間、喜怒哀楽が消え去り無になった。
離婚手続きは順調に進み、2週間ほどで完全に関わりが潰えた。
もう男関係はいらないと思っていたが、、、。
今、会社の上司と2人きりでコスモス畑にいる。
穴場スポットらしく私たち以外に誰もいない。
そういえば元夫もコスモス畑で告白してきたっけ。
「亜海さん、今日誕生日でしたよね」
「よく覚えてますね」
感情があまり感じられないような回答になってしまうのはあの時からだ。
「僕、亜海さんのこと会社の後輩ってふうに見れなくて、、えぇと、、亜海さんって凄くクールでかっこよくて、好きになってしまったんです!もしよろしかったら僕とお付き合いしてくださいッ!!」
元夫と同じようなシチュエーション。
私的にその上司は仕事もできて優しくてルックスも良くて相手のことよく見ているすごくいい人だと感じている。
それでも、、、
「ごめんなさい」
どうしても上司と告白してきた時の夫と重ねてしまう。
頬が紅潮するのが分かる。
ああ、私あの人に浮気されてもまだ好きって感情消えてなかったんだ。
尽くしてきたのに裏切られた、それなのにまだ好きって、、
脳内お花畑でしょう?