明日、もし晴れたら。


君に告白をしようか。
明日、もし晴れたら。

だから、一人でいたい。


ひとりって、自由。
だから、一人でいたい。

ひとりって、少しさみしい。
だから、誰かといたい。

澄んだ瞳。


君のその澄んだ瞳に
僕はちゃんと、映れていますか。

いつまでもいつまでも
君の瞳を一番近くで見られる人で
僕はありたいのです。

嵐がこようとも。


嵐が来ようとも
雪が降ろうとも
雨が降ろうとも
槍が降ろうとも
雷が鳴ろうとも

何があろうとも

我が家の犬は
外でしか
トイレをしないのである。

お祭り。


君と行く何度めかの夏祭り。
今年は着なれない浴衣を着て、履きなれない下駄を履いて。
髪も浴衣に合わせて可愛く結った。

そんないくつもの初めてを纏った私を見て、
君は柄にもなく「綺麗だね」なんて褒め言葉を言う。


それでも君は、まだこちらを向いてくれない。
私はとうに気づいたけれど。だから着飾ってみたけれど。

君はいつ気づくだろう。
君の中にある、その淡い気持ちにいつ気づいてくれるだろう。


〈創作〉