願いが1つ叶うならば
みんなを幸せにしてほしい。
でも、それはどうしても叶わないと思う。
極端な話、例えばA子が争いのない世界平和を願いました。
しかし、B子は世界平和よりも、人々が争い合い、時には命すらも危ういという、そんな世界を願いました。
この場合、二人の願いは叶えることができません。
二人の願いがぶつかりあって消えてしまうから。
相殺されるのだ。
1-1=0 のように。
だから、叶わない、無理やり叶えるとすれば世界は消滅すると私は考える。
世の中には矛盾が溢れている。それはそうだ。
だって、同じ考えの人なんて存在しないのだから。
価値観なんていうものは一人一人違う。
だから、面白いという者もいれば、酷い世界だという者もいる。
ちなみに私はどんなことがあろうと「そんなもんだ」と片付けしまう。
多分諦めとかではなくて、ただ、本当に心からそう感じる。
共感者もいるだろうか。
この世界で一番不可解なものは何?と問われれば私はきっと「人間」というだろう。
風が運ぶもの
わたしの感情をのせて、あなたのもとへ届いてほしい。
風が運ぶものは様々で、嫌なものだってこの世にあふれかえっている。
だからこそ、そんなものたちに負けずにこの思いを伝えることができ、それがあなたのもとに届いたのなら私はこの上ない幸せを浴びることになるのだろう。
あの日の温もり
あの日の温もりを私はもう、感じることができない。
後悔しても遅い。どうして最後の言葉があれなのか。
私は今すぐにでも謝りたい。
声は届かない。
母は泣いてばかりだ、そんなに泣いてしまうと目が腫れるだろうに。
昨日から一睡もしていない母はここにきて永遠と謝っている。
出ない涙を流して、私は母の体を抱き締めた。
記録
私の思い出の記録は紙に綴る。
悲しかったことも楽しかったこともひとつひとつ記録する。
意味なんてないかもしれない。なぜこれを始めたのかも覚えていない。
けれど、私は今日も生きていたとか私は存在してたんだとかそういう当たり前だけど当たり前ではないそれを実感できるから何となくだけど心が踊る気がする。
あなたは誰
私は人間です。
生物で、人間という種族のうちの一人です。
ロボットではないです。
感情はあります。
血も流れています。
この顔も体も全部私。
それだけ。それが私。それだけ?私ってなに?
私は人間。人間のなに?
私は私?
私は誰?