あぁ、やっぱり
すごいなみんなは
どんどん置いてかれる
みんな前に、未来に
着々と進んでるのに
私だけ私だけが止まったまんま
いつまでもずっと
同じところにいる
どんどん差が開いて
いつかは見えなくなる
おいてかないでって言っても
誰も止まってはくれない
自分が進まないと
でも
踏み出すのはとっても勇気がいる
怖い、進めない
あぁ、やっぱり進めない
私だけが過去にとらわれている
-ちゃんって、優しいよね
いつだったか
誰かが私にそういった
でも納得できない自分が心の中にいる
私は臆病者だ
誰かの顔色を伺って
空気を読みに読みまくって
自分の本音を心の奥底にしまい込んでいる
誰にも本当の姿を見せず
醜い部分を隠し通している
そんな自分が嫌いだ
だからわたしって
全然優しくなんかないんだよ
自分が傷つかないように
嫌われないように
隠して隠した自分に
優しさの欠片なんかないんだよ
自己中な自分に
そんな優しい言葉を
嬉しい思いを知る権利なんか
まったくない
しんどい
苦しい
疲れた
やっと家に帰れる
電車の窓に顔を寄せながら
今日1日を振り返る
今日も朝から頭が痛かった
いつも敏感な耳が余計に音を拾って
どんどん悪化した
部活が始まるともっとぐわんと響く
やっと終わったと思ったら
まだまだ暑い夕空の下を
ゴングがなる頭を抱えて歩き
今に至る
体調が悪いだけでもマイナスなのに
どんどんと不幸が積み重なっていった
駅まで頑張った自分を褒め称えたい
ふと窓に目をやると町の夜景が見える
きれいだ…普通に
なんだか疲れも頭の痛みも
少し和らぐ気がする
明日も…頑張るか…
僕は変化が怖い
何か新しいことが始まるのが
すごく怖い
今までの平穏な日常が
壊れてしまいそうで
すごく不安になる
どうして今のままだとダメなの
変わらないってすごくいいことじゃん
何が変わるのは嫌だ
でも…変わらない普通の毎日に
飽きてしまう自分もいる
そんな自分にも
嫌悪感がする
好きないろと
自分に似合う色は違う
この前聞いてみたんだ
自分にどんな色が似合うかって
そしたらみんなは紫だって
ちょっとショックだった
だって私が好きな色って
水色だったんだから
好きな色だから
筆箱も髪止めも
キーホルダーだって
水色を選んでた
なのになんだか
自分を否定されたみたい
自分で聞いたくせにって思うけど
これが原因なのかはわからない
あの日から、水色が好きって
堂々と言えなくなった
水色の物を全部隠すようになった
水色の服を着れなくなった
自分に似合わないのに
身に付けてることが恥ずかしい
似合う物似合う物って
本当に着たいもの持っていたい物を
我慢してるうちに
しんどくなった
自分で自分を否定してるから
好きな色って堂々と言える人が
とっても羨ましい
私も似合わないけど
水色が好きだって
言ってもいいのかな