特別な存在
君は僕にとって特別な存在だよ
僕は君にとって特別な存在になりたかった
でもやっぱり君の隣を歩くのは可愛くてお洒落でふわふわな女の子
特別な存在になりたかったでも、この想いを伝えたら君にとって僕は、友達ですらなくなってしまう。
「なあ2組の田中さん可愛くねぇ!?」
「あー残念だったね、田中さん好きな人いるよ。」
「えぇまじかーほんとお前どっからその情報仕入れてくるんだか」
「ひーみつー」
こんな想い消えてしまえばつらくないのに苦しくないのに
「僕はさ君の特別な存在なりたかった」
「???急にどうしたんだよ」
「ていうか俺にとってお前は特別だぞ?」
「……そう?」
「そお!!」
あぁそうだねわがままだけど僕はその特別じゃなくて……
はぁ、まぁいっか、
違う形でも君の隣に居れるなら
違う形でも特別な存在ならば
「ほんと僕、お前のそういうところ大好きだ」
「はっ!で、デレたー!こいっ、こいつぅ」
「俺だって大好きだぜ!!!!!」
(あ、ちょっと照れてるかわいw)
両片思い
バカみたい
いっつもニコニコして
愛想を振りまいて
みんな平等に「大好き」で
あなたは…………
ばかみたい
あなたは
いっつもニコニコしてて
他の人には笑顔を見せないでほしくて
愛想を振りまいて
私以外に好かれないで
みんな平等に「大好き」で
私一人だけの特別な「好き」を頂戴
でもきっと
私にはあなたしかいないけど
あなたは私以外にいくらでもいるんだね
ほんとばかみたい
二人ぼっち
このまま、二人だけで
ずーっと
ずっと
誰も来れない
誰も邪魔しない
二人の世界
学校も、
両親も、
友達も、
いじめっ子も、
せんせーも、
頼りにならない大人たちも、
だーれもいない
ふたりぼっち
ふたりのせかい
夢が覚める前にやっと夢だと自覚するから、その前に目の前に居る登場人物に悩みを吐き出したい。
起きたくない。ここに居たい。勉強めんどくさい。
学校行きたくない!!
頼むから覚めないでくれ!
願いも虚しく意識が浮上する。あぁまだ言いたいことあったのに…ていうか夢の続きも気になる。
………二度寝しよ。