衰

窓


今日こそ,

両の手,汗

めいっぱい込めるの

昨日よりも-


今日は、来てくれるかしら

バキッ



暑い

セミの殻,

疲れたの？

あそこを曲がるとね -


一枚,大きな黒

ただ、もう一度

一度だけでいいから

分からないわよ

分からない

ただどうしようもなく
溢れてしまうものなのよ

あなたってほんとに不思議な人

あなたが呼び止めたというのにずうっと黙りこくって,


問いかけたのはあなたのはずでしょう

もうあんなにも　


まーっすぐつづいてる

いろんなものを置いてきちゃった

私小さいころから苦手なのよね

さあ

いきましょ

泡の質量ってどのくらいなのかしら

わたしが泡になったらどのくらいかしら

わたしのことだもの

ぷかぷか浮くことはできるし

乗り心地だって良いに決まってるわ


あんな風に浮いてみたい



あのさ、

わたしのことも運んでくれる？