6/28/2025, 3:24:11 PM
紫陽花が雫と出会えなくなって
乾いた青紫
早々と枯れ色に縁取られそうに
悲しくなる緩やかな坂道
蒸し暑く無風を掻き分け
虚しく泳ぐこの右手
攫ってよ
そして…
坂道の勢いに走り出しそうになった私を
その左手で引き止めて
6/16/2025, 6:02:49 PM
星は薄く
半分ほどの月だけが
眩しく光る
そんな夜には二人聞いた曲が
シナプスを走らせ
君への地図を描く
5/25/2025, 4:41:30 PM
雨音と前髪かすめた
君 纏う
雨滴に冷たく火傷する
5/21/2025, 5:14:30 PM
歯磨きのチューブを押す
親指が痛かった
君に振りほどかれた拍子の
突き指
あの時の心の痛みが
まだ親指に宿ってる
口内をミント味の泡でいっぱいにしながら
醒めてクリアになってく
東雲色の夜明け
5/2/2025, 6:28:41 PM
抱きしめた肩越し
それぞれに見た世界
キミのあたたかさに
代わるものなんて無かった
この傍で香る君が…
心臓に響く声が
キミをRECする
ずっと聴いてたいフレーズみたいな日々
Sugarな砂時計が積もってく
キミといた世界