6/22/2024, 5:21:44 AM
『好きな色』
私の好きな色は、青だ。
晴れた日の青空も好きだ。
青空の下、君と風に撫でられたあの日も好きだ。
私の好きな色は、赤だ。
真っ赤に成った苺も好きだ。
苺柄のバッグを買ったあの日も好きだ。
私の好きな色は、白だ。
地面を埋め尽くす粉雪も好きだ。
粉雪の中を駆け抜ける愛犬の姿も好きだ。
私の好きな色は、好きを生む。
6/18/2024, 8:56:16 AM
『未来』
未来のことなんて
誰も知ることが出来ない。
そうかといって
タイムマシンを作ることだって出来ない。
でも未来のことは
自分で作ることが出来る。
それならといって
これからの自信にすることも出来る。
待ってろよ、私の未来。
6/14/2024, 9:55:08 PM
『あいまいな空』
受かっているのかどうかは
天の神様次第の受験の日。
そんな日に限って、空色は青だった。
天気予報は午後から雨でも
何度見上げても青空である午前。
そんな日に限って、空色の移り変わりは早い。
気持ちが移り変わる春
あの人の返事に緊張する放課後。
大空に対して、二人の姿なんて
ゴマ粒にすぎなかった。
だが、大空は二人のアイアイ傘のように
二人の気持ちを揺るがすように
無限の可能性を秘めていた。
そんな日に限って、空色は―。
6/13/2024, 8:27:29 AM
『好き嫌い』
人間関係において
嫌われたのには、ちゃんと理由がある。
でも、
好かれたのにも、ちゃんと理由がある。
どちらかの理由を知ることが出来るのならば、
どちらを知りたいですか?
6/11/2024, 1:23:25 PM
『街』(春)
猫がブロック塀の上であくびをする。
桜が風に撫でられる。
散る沢山の花びら。
その1つが、寝転がる川の背中にちょこんと乗る。
今年も君と春を迎えられてよかった、と
花びらは微笑む。
子供たちが公園を駆け回る。
紋白蝶がそれを追う。
飛び交う子供たちの歓声。
それを遠くで佇み見守る木陰が私を誘い込む。
今年もあの人とここで春を迎えられたらな、と
私は微笑む。
そして少しだけ、空の彼方を見つめる。