4/29/2026, 7:41:04 AM
チリリと燃える線香花火に
手を伸ばした
刹那の存在である火玉が
私の手のひらの上で悠久の存在になってはくれないかと
おもってしまった
手のように伸びる火花が
私に威嚇し
私もまた、
そんな火玉が愛しく
彼の最期を見届けんと
手を引っ込めた
0,013秒のこと
お題/刹那
4/14/2026, 1:41:17 PM
分厚い手が私の手首を掴む
生きろ 生きろ 生きろ
死にかけのくせに 手のひらで私に話しかけてくる
人には親切に 優しさを忘れず
けれど、大切な人を守るために冷徹さを捨てず
貴方はそうやって生きてきたの
問うても貴方は鷹のような瞳で空を見つめ
強張ったような 縋るような
もう一度 私を掴む
神様、
グレーの瞳が揺れた
くぅと喉奥から息を吐く音が部屋に落ちる
ロザリオではなく私の手首を掴むその手が
炎ではなく天井を見つめるその目が
、ああ
貴方が神様になるの
ぎこちなく瞳が私を探す
焦点の合わない目が私に語りかける
強くなれ 強くなれ 強くなれ
お題/神様へ