8/15/2024, 2:39:10 PM
【夜の海】
朝を閉じて暗闇にして
瞳の奥で魚が跳ねる
上がった水飛沫1つ1つに夢が映って
今日はどんな夢を観ようと
その海に飛び込んで
きみの歌声に包まれるままに目を閉じる
2024-08-15
8/14/2024, 12:35:49 PM
【自転車に乗って】
自転車に乗って叫びたくなる時もあるのです
もう青春なんて言えるような歳でなくても
ライブのチケットに1つも当たらなければ
誰だってそうなると思うのです
だけど現地には行くから
どうか僕に素敵な夏を見せて欲しい
楽しみにしているね
2024-08-14
8/13/2024, 1:45:01 PM
【心の健康】
一度ヒビが入ったら
もう同じものではないのです
そんな喉の奥に詰まらせた言葉を
きみが表現してくれるから
今日も元の形に収まるように
パズルを解くのです
2024-08-13
8/12/2024, 1:39:02 PM
【君の奏でる音楽】
目の前の景色を夜空に塗り替え
1音毎に空に星を増やし
迷子の僕らを優しく照らして道標となる
聞かなくていい言葉達が耳に入らない様に塞いで
知るべき知識を与え感情の表現を教えてくれる夢
そんな君の奏でる音楽で歩めば
現実でさえも呼吸がしやすいことに気がついたから
形のないものに君を重ねて見つけるのが上手くなった
だから僕の存在を認めないこんな世界に
僕の吐く息を混ぜ込んでまだ抗える
ほら、今日もこんなにも星が綺麗だ
2024-08-12
8/11/2024, 1:07:48 PM
【麦わら帽子】
ああ、そうだ、思い出した。
積乱雲を追いかけた夏の日
途中で見つけたひまわり畑で
ひまわりが被った麦わら帽子
茹だる様な暑さの中
現実と夢の狭間さえ溶かされて
麦わら帽子を被る何よりも輝いて
逃げていいよと教えてくれた
僕の手を引いてくれたあの夏の最後の日
2024-08-11