NoName

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8/4/2024, 10:48:31 AM

つまらないことでも



大きな背中を丸めて一生懸命
四つ葉のクローバーを探していたあの人

何年も会ってないのに
尻尾振りながら走ってきたわんちゃん

下手くそな演奏に
手拍子を叩いてくれた女の子

本当に小さな
何でもないような出来事が
わたしを癒してくれる

街のあかりで見えなくなってしまう星のように
目の前のことでいっぱいいっぱいになると
その存在を忘れてしまいがちだけど
思い出も確かにここにあるんだ

8/3/2024, 10:12:57 AM

目が覚めるまでに



現実も夢の中も 

そんなに変わらない

さあ何しよう

8/2/2024, 10:15:14 AM

病室



重い病気にかかった母が

手を伸ばしてきた

気持ち悪いと拒絶したことを

この人は完全に忘れている

気持ち悪いと思った

お前の100倍わたしは優しいからな

冥土の土産につないでやる

8/1/2024, 10:29:15 AM

明日、もし晴れたら


家にいよう

昔読んだ本の題名で

雨の日は図書館に行こうというものが

あった気がする

暑すぎる

肉体労働は体力という才能がなければできない

こんなに思い知ることになるなんて

明日、もし晴れたら休もう

7/31/2024, 11:33:25 AM

だから、1人でいたい。


はっきりと違和感を感じたのは高校生のとき

自分の家の常識が外で通じないと感じた

自分がどうやらとてもネガティブだと知った

おかしいなと感じつつ

それでも自分が何かの役に立つならと

いつか変わってくれるんじゃないかと

そばに居続けた

私はされて嫌だったことを全部覚えてるつもりだった

でもいくつも忘れてたんだ

自分が今後誰と一緒にいたいのか

どういう風に暮らしていきたいのか

どうなりたいのか確かめるために

今は1人でいたい

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