デカいタンス

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4/17/2023, 2:19:10 PM

桜散る。

最近良いことはあった?
良い夢は見た?

ちゃんとご飯食べてる?
睡眠は?とれてるかな。

あなたに罪はないのよ、これっぽっちも。

直接伝えることが出来ないから、今年もあなたの好きだった桜を咲かせることにしました。

桜の花びらと一緒に後悔を散らしてくれますように。

4/6/2023, 8:30:13 AM

星空の下で

僕が住んでいる土地は星空が綺麗なことで有名だ。

昼間には村の人しか居ないのに夜になれば観光客でいっぱいだ。

生まれてからずっと見ているこの星空を綺麗だと感動したことはない。
これ、綺麗なんだ。としか思わない。

けど君は毎日毎日、飽きもせず瞳をきらきらさせて見上げる。


僕はこの村に、この星空の綺麗な村に産まれてよかった。

4/3/2023, 2:16:20 PM

一つだけ

一つだけ、一つだけでいい。
あのパンがあれば今の飢えが凌げる。

今日は廃棄が沢山出るって言ってた。
店裏のゴミ箱に行けばきっとある。

なのに。
どうしてあたしの体は動かないの。

足…あるよね。まだ大丈夫だよね。

あのパン、本当はどんな味だったんだろう。
…食べてみたかったな。

3/30/2023, 5:18:14 PM


「えっ、彼女いるんですか?
あー。地元の人と。へぇー。知らなかったですよ。」

お酒の、お酒のせいにしてしまおう。

「出身結構遠かったですよね?
遠距離って、あんまり会えないし、何か不安だし?なんかやっぱり」

「あっ来月から同棲?
うちの大学に入学…?あっ年下なんですね。」

帰ってこい酔い。

「えっ、もちろんですよ!先輩が選んだ子とか絶対良い子だし。むしろ可愛がりすぎてわたしに取られないように頑張ってくださいよ!」

彼からしたら何気ない会話、
わたしにとっては忘れたい会話。