8/30/2023, 1:12:32 PM
「香水」
私が大学生の時、初めて買ったものがある
当時付き合ってた恋人に「俺、甘い匂いが好き。柔軟剤もいいけど、香水とかつけたりしないの?」と言われたことがきっかけで。
彼が好きそうな甘い香りの香水を2つ買った。
私自身も嗅いでみて、「あ、いい匂い…」となるようなきつ過ぎずふんわり香る甘い匂い。
でも、彼にその香りを嗅がせてあげられることは無かった。
アルバイトの帰りに会うことが多かった彼。
私のアルバイト先は飲食店で、香水は禁止。
香水を付けて会えることがなかった。
そんな彼とはとある感染症が流行った時期に会えないことですれ違いが多くなり、そのままお別れ。
あの香り好きだったかな?
彼が好きだと言ってた「甘い香り」の香水は、私にとってはほんのり「苦い」思い出の品となってしまった。
8/29/2023, 1:05:53 PM
私はある家の長女として産まれた。
上に兄が1人居たが病気でお星様になってしまった。
そんな兄は、私の9つ上で私が小学生の時は荷物持ちとかさせられないように途中まで一緒に登校してくれたり、悩んでる時は夜中でもメールやLINEの返事をくれたり、調理師免許を持ってることを活かして特性のお子様ランチを作ってくれたり…とにかく優しい兄だった。
ただもう兄はいない。
私と兄は、父親が違う。いわゆる異父兄弟
母親は同じ。
でも、そんな両親に私は必要とされてない
母親には存在を否定されることを昔から言われ続けて、兄がいなくなってしまった時は「兄ちゃんの代わりにあんたが…」というような母親。
父親は、暴力を振るう男。
兄がいた頃は、父親からも母親からも兄が守ってくれていた
「兄貴へ
今はもう話すすべもないし、会うことも出来なくなっちゃったね。ただ、そっとそばで見守っていてください。強くなってみせるから」