ショックが大きすぎて




もう

何も考えられない。





大丈夫？

なんて
聞かないで。

大丈夫じゃ
ないんだから。

―――あぁ、
ダメ。

今まで一緒に
頑張ってきた仲間なの。

酷いこと言って
八つ当たりして
傷付けちゃ
ダメ。




お願い。



今のわたしは

ここにいることで

精一杯なの。




事故のことに

触れないで。




そっとしておいて。


#だから、一人でいたい。

ずっと



じーっと



わたしの顔を



見つめてる。




見られてるこっちが
ちょっと
恥ずかしくなっちゃうくらい。




ミルクは
美味しいですか？

たくさん
飲んで
大きくなぁれ。


#澄んだ瞳

毎日毎日

色んなことを
犠牲にして



人生で
初めて



がむしゃら



にやってきたんだ。




もう

あとは

やりきるだけ。




終わったら


もう
何にも
要らない。

怪我しようが
動けなくなろうが
嵐が来ようが

もう
いい。




だから
お願い。

最後まで

このまま
頑張らせて。


#嵐が来ようとも

独りの時は


行きたくても


ちょっと行きにくかった。




映画とか
カフェとか
旅行とかは

独りでも
行けるのにね。



誰かと一緒に

楽しい雰囲気の中で

観たり

食べたり

飲んだり

する場な気がしたから。



あなたと

一緒に

行けるのが

すごく楽しみ。


#お祭り

神様、

わたし

何か

悪いこと

しましたか？




あなたは
頑張った
つもりかもしれないけど


ホラ
ここ。


少し
気を抜いてたでしょ？

もう少し
頑張れたんじゃないの？




だから



事故が

起きたんだよ。


―――これは、あなたのせいなんだよ。



神様の言葉なのか

悪魔の囁きなのか。


もう

自分で

自分が

何をしでかすか

分からなくて

怖い。


#神様が舞い降りてきて、こう言った。