話を聞いてほしい。
でも
誰でもいい
わけじゃない。
旦那にも
同僚にも
実家の家族にも
友人にも
この気持ちは
きっと
理解してもらえないし
言い方によっては
きっと
誰かを傷つけてしまう。
もう十分過ぎるほど
たくさん
助けてもらっているのに
それでも
まだ足りない。
焦りが止まらない。
電話をかける。
無料の電話相談。
本当に
使う日が来るなんて。
お願いだから
ただ、
話を聞いて。
#誰か
世界から
色が
消えてしまった。
何を見ても
何を食べても
誰かが何かを話していても
綺麗とか
美味しいとか
面白いとか
何も感じない。
とにかく
あの光景しか
あの衝撃しか
思い出せなくて。
時間は
どんどん
進んでいくのに
わたしは
ここから
進んでいけない。
もう
この世界から
いなくなりたい。
#モノクロ
この中で
とび抜けて年上なのは
わたし
一人。
みんな
まだまだ
遊びたいし
結婚も
焦っていないし
子供だって
そのうち
欲しかったら
出来る
そう信じている。
遅い結婚
不妊治療
わたしが
選んで
進んできた人生だから。
この人たちと
わたしは
違うから。
全然
笑えないし
むしろ
泣きたいくらいだけれど
この場を白けさせるのも
それはそれでイヤだから
わたしは
精一杯の
作り笑顔で
今を
孤独に
やり過ごす。
#ひとりきり
体が重くて
出来れば
何もしたくない。
寝ていたい。
でも、
仕事は
やらなくては。
あと
数ヵ月で
産休だ。
それまでは
頑張ろう。
―――うーんと、、
多分
そうじゃなくて
こうしたほうがいい。
いやー
でもなぁ
なんか
指摘するのが
めんどくさい。
あぁー
ホラ、
やっぱり
そうなる。
これも
それも
色々気になるけれど
別に
わたしの思うことが
100%正しいわけじゃないし。
というか
そもそも
育てる立場でないし。
こうしてみたら?
って
言うのが
もう、
ダルくなっちゃった。
#言い出せなかった「」
もう
随分
昔の話。
わたしの
青春は
二度も
とても
不本意に
不完全燃焼で
終えてしまって。
まだ
たまに
涙が出る。
だから
今、
青春を過ごしている
キミたちの話を聞くと
がんばれ!
と応援したくなるし
わたしのような
終わり方をしませんように。
と願ってしまう。
たとえ
結果が出せなくても
挑戦できる
その環境がある
そこに
価値があると思うから。
#真夏の記憶