『10年後の私から届いた手紙』
10年前の私へ
〇〇〇〇の株買っとけ
分かったな
〇〇〇〇だぞ
絶対に買っとけよ
……絶対だぞ!?
10年後の私より
──パタン
「……これは本物だな、絶対に私じゃん!10年後の私ナイスっ!」
『バレンタイン』
──喰らえっ、チロルチョコ手裏剣っ!!
╰(`・ω・)╮ −−==≡≡≡卍 シュッ! (´□`*)アーン
……はい、すみません
どう考えても深夜テンションですね
大人しく寝ます
『待ってて』
『もうちょっとで着くから待ってて』
そうLINEを送って、少し離れた所から貴方を監視する
貴方は近くにあったベンチに座り、スマホゲームに夢中になっていた
約束の時間になった
貴方はスマホゲームをしている
10分過ぎた
貴方はゲームに夢中になっている
30分過ぎた
貴方はようやくゲームを終えて、時間を確認する
──♪♪
私のスマホが鳴った
『何かあったの?大丈夫?』
貴方は私を心配してくれている
貴方は優しいのだろう
私はこんな面倒くさい女でごめんなさい
……でもね
『君が来るのを、いまかいまかと待ってるよ』
それは嘘ってもんでしょう……??
『伝えたい』
『死にたい』?
いえいえ違います、この場合は『死んだ方がマシ』が正解です
自分の伝えたいことは正確に言葉にしましょう!
それではリピートアフターミー
『死んだ方がマシ』
……はいっ、よく出来ましたー!
今日のレッスンはここまでっ、またお会いしましょう!
シ〜ユ〜〜!
『誰もがみんな』
『私は映画を観ている、人生という名の映画だ。』
……ちょっとそこ、笑わないでくれる?
なに?ありがちな始まり方?……うっさいよバーカ。
ゔぅん……話を続けよう。(イケボ)
『私は映画を観ている、人生という名の映画だ。
それはそれはつまらない物語だ。』
……え?シンデレラ?
私がシンデレラだったらそもそも舞踏会になんて行かないわよ、そこで物語は終わり。
それじゃあシンデレラじゃないと言われても、それが私だからしょうがないでしょう?
よく『自分が主人公の物語が観たい!』 なんて言う人がいるけれど、止めた方が良いと思うのよね……。
うぉっほん……話を続けよう。(イケボpart2)
『それはそれはつまらない物語だ。
見るに堪えないシーンの連続、誰がどう見ても駄作の烙印を押すことだろう。』
はぁ……今度はなに?
話が進まないじゃない、まったくもう!