思えばずっと、ここではないどこかにと願っている。
自分で選択してこの場所にいるけれど、心のどこかでここではないと感じている。
パチリと欠片が嵌まるようにこの場所で生きていくと思える瞬間はくるのだろうか。
それとも、永久にそんな時は来ないのだろうか。
それでも、この場所にいる。
すべての人に共通することを考えると個別の属性や観念は一旦脇に追いやられる。
年齢や性別、出身地とか人種・職業。
どんな時代を過ごして、どんな考えをもっているのか。
信仰や大切にしていることやもの。
日常ではとても重要とされる要素も無関係に思えてくる。
ただ、みんな人間であって、生きていて。
この地球上に存在していて。
果てのない宇宙にいる。
大きく思考を広げるとすこし心が軽くなる。
ふわりと宇宙に漂うように。
お祝いや人生の節目に頂く大きくて華やかな花束も確かにうれしいのだけど、なにげない日常で出合う花束はすごいと思う。
ありふれた毎日をちょっと特別なものに変えしまう。
たまに自分で買ったり作ったり。
ほんの気持ちだよと頂いたり。
ふわっと心があたたまるよ。
ここにも書けない
もしも人生の時計の針を戻すことが出来たらなら、どれだけ逆回転していつに戻りたいかな。
いま考えたら、もっと上手にやれていただろうビジネスのあの場面だろうか。
いろいろ考えなかったわけではないけれど、この人かなぁって決断した時だろうか。
好きだって気持ちだけで決めてしまった進路選
択だろうか。
怠けてしまった学生時代だろうか。
大切な友達を心ない言葉で不用意に傷つけてしまったあの時間だろうか。
もしも人生の時計の針を進めることが出来たらなら、どれだけ回転していつに進みたいかな。
1年後の今日かな。
大きな変化の時かな。
それとも・・・
もし時計の針を動かすことが出来ても、その選択をしたくない。
きっとすごく困難だけれども、過去も未来も否定することになるから。
いいこともわるいこともへんかしていくものだから。
でも、自分が産まれてきた時とこの世を去る時はみてみたい。