狭い部屋にいると
とある人のことを思い出す。
一緒に隠れたり
毎日一緒に笑いあったり。
一緒に怒られたりもしたなあ
家が狭いから
家にいると思い出して
寂しくなって。
もうあの頃には戻れないけど
戻りたいなぁ、なんて思ってみたり
楽しかったあの日々を胸に
今日も私は
この狭苦しい部屋の中で
生きている。
お題「狭い部屋」
恋なんてしたことがなかった
ずっと、することはないと思っていた
したいとも思ったことがなかった
なのに、あなたに恋をした
そして、失恋した
あなたにはもう既に相手がいた
もっとはやくこの気持ちに気づけていればなんて
そんなことを考えては
自分への嫌悪感に吐き気がする
はじめから私ではダメだった
あなたには運命の相手がいた
もう私には届かない
だから、新しい恋を探す
私をちゃんと愛してくれる
そんな人を探します
ありがとう、初恋の人
さようなら、初恋の人
お題「失恋」
正直ってなんだろう
正直ってなんだっけ
もう、わからないや
長い間嘘をつき続けてきて
正直がなんなのかわからなくなっちゃった
私がこんなんになったのはいつからだったっけ
なにもわからないから
今日も嘘をつき続ける
なにが本当で、なにが嘘なのか。
それすらも分からずに
私は今日も考える
「正直って、なんだろう」
お題「正直」
私は梅雨が嫌い。
ずっと家の中だと暇だし
だからと言って外へ出られるわけでもない
することを見つけるのだって難しいし
おまけに頭だって痛くなる。
だけど今年は違う
外を眺めるだけでも
なにもすることがなくても
あなたがいるお陰で
嫌いなはずの梅雨も楽しめます
お題「梅雨」
無垢で優しく美しい心を持つ君
私のような人間にはならないで。
私の心の中は
いつも穢れで一杯
こんな醜い心の私に
あなたは釣り合わないから。
あなたの心の穢れは
私が代わりに受け止めるから
だからどうか
私のような人間にはならないで。
無垢なまま、美しいままでいて。
お題「無垢」