降りしきる雨の中、じっと静かに佇む
止まない雨の音、漂う雨の匂いを感じながら
じっと静かにあなたが来るのを待っている
例えどんな天気であっても、あなたが笑顔で会いに来たら私の心は晴れやかになる
あなたが悲しそうにしていたら私の心にも悲しみの雨が降る
今日のあなたはどんな顔をして会いに来るのだろう?
『雨に佇む』
うっかりシャツを裏返しにして着てたら、あなたがすぐ教えてくれた
それはありがたいのだけれど、「しっかりして」
「だらしない」「そんなだからいつまでもたっても変わらない」などと余計に言われた
そこまで言わなくてもいいでしょとムッとしたけれど、それも愛情の裏返しということで広い心で言ってくれたことを感謝している
『裏返し』
いつまでも引きずる嫌な過去、恥ずかしい過去
捨てたくても捨てることが出来ない
捨てられないならいっそそんな過去と仲良くなろう
きっと何か大切なことを教えてくれてるはずだから
『いつまでも捨てられないもの』
まだ子供だったあの頃、よく自転車を走らせた。
通学だけじゃなく放課後や休みの日にも自転車に乗ってよく遊びに出かけた。
何も無い田舎道だったけどあなたを乗せて一緒に色んなところに遊びに行った。
笑いあったりふざけ合ったり本当に楽しかった。
大人になり今は自転車ではなく車に乗って通勤したりドライブに行くようになったけど、あの頃の記憶は今でも昨日のように鮮やかに覚えている。
『自転車に乗って』
たくさん乗り換えをして、たくさん時間を合わせて、たまには駅で一休みして、終点を目指していく。
そうして辿り着く終点には一体なにが待っているのか心を躍らせながら。
終点に着いたあとはどうすれば良いのでしょう?
そこで終わりなのでしょうか?
そのときはゆっくり休んでまた次の終点を目指しましょう。
終点は出発点でもあるのだから。
『終点』